アメリカのコミックヒーローはそんなに好きではないんですが、今回はコミックヒーローとは知らずにNETFLIX で試聴しました。
マーベルでは「スパイダーマン」しか観たことないし、DCコミックスでは「スーパーマン」と「バットマン」だけです。
全く期待せずに観たんですが、思いのほか面白かったです。
家族で観るにはもってこいの作品ではないでしょうか!
日本では劇場未公開の作品です。
青いカブトムシ!?
“甲虫”って感じかな
DCコミックス
DCコミックス(DC Comics, Inc.)は、アメリカのコミック・ブック出版社でワーナー・ブラザースの子会社。
1934年に設立されたアメリカで最も歴史があり、なおかつ最大のコミックブック会社。
代表作は「スーパーマン」「バットマン」「ワンダーウーマン」「ザ・フラッシュ」「アクアマン」など。
MARVEL(マーベル・コミックス)は、長年の競争相手である。マーベルは、2009年にウォルト・ディズニー・カンパニーに買収された。
“バットマン”もマーベルかと思ってた
“アクアマン”もコミックだったんだね
映画「ブルービートル」
ワーナー・ブラザース公式&Amazon.co.jpより
ブルービートル(原題:Blue Beetle)は、2023年公開のアメリカのスーパーヒーロー映画。
“DCコミックス”のアメコミ「ブルービートル」の実写映画作品。
STORY
大学を卒業したての“ハイメ・レイエス”は、いつかお金持ちになって家族と都会で暮らすことを夢見ていた。ある日のバイト先での流れから、古代の遺物“スカラベ”を手にすることになった。宇宙のバイオテクノロジーを宿すスカラベに選ばれたハイメは、最強のスーパーヒーロー“ブルービートル”に変身した。愛する家族を守るため悪に立ち向かう。
監督:アンヘル・マヌエル・ソト
上映時間:127分
なんか青い“デッドプール”みたい
“スパイダーマン”っぽさもある
感想
試聴前は“ブルービートル”の絵面から、全く期待はしていませんでした。
マーベルの“スパイダーマン”ほどお金はかかってないだろうし、宣伝用ビジュアルを見ても全く知らない役者たちだし…
最初の期待値が低かったせいなのか、けっこう面白かったんですよね。
ファミリー
まず、主人公の家族がメキシコ人というのがポイントだと思います。
もしアメリカ人家族だったら、また少し違う作品になったのではないでしょうか。
この“レイエス家”がいいんです。明るくて仲が良くて絆が強い!
名前 | 説明 |
---|---|
ハイメ・レイエス | 主人公で“ブルービートル”になる、大学を卒業したばかりの青年 |
ミラグロ・レイエス | ハイメの妹で、明るく陽気な性格 |
ルディ・レイエス | ハイメの叔父で、陽気で車好きで電子機器に精通している |
ナナ | ハイメの祖母で、いざという時に頼りになる存在 |
ロシオ・レイエス | ハイメの母で、優しく温かい女性 |
アルベルト・レイエス | ハイメの父で、何よりも家族を大切にする男 |
この家族を見ているとほのぼのします。
ハイメが“コード社”に行くところなんかは笑ってしまいました。
裕福じゃなくても明るい家族っていうのはいいですね。
メキシコの“ドク”
ハイメの叔父さん“ルディ”が面白いです。
ハイメに愛車を勝手に乗って行かれただけで気絶するし、車を傷つけられて外でひとりで叫んでいたり。
「政府はメキシコ人を拘束するのに慣れている」って台詞も笑えました。
他にも「タマが7倍になった」とか、いちいち笑えることを言います。
車好きはいいんだけど、飛行船まで操縦できるんかい!
発明もするので“メキシコのドク”とハイメが言っていました。
VFX
“ブルービートル”も敵の“OMAC”も、実際にスーツを着ているのか“VFX”なのか見分けがつきません。
実写に非常に馴染んでいます。
“スパイダーマン”の半分ぐらいの製作費ですが、このぐらいは可能なんですね。
アニメ「葬送のフリーレン」花の定期便カージ・ダ
“カージ・ダ”は、スカラベを制御する“何者か”です。
ブルービートルになったハイメに話しかけてくる。
ひとつ前の記事に書いた映画「アトラス」の“AIスミス”のような存在で、主を守る使命があり命令に従います。
宿主の想像する武器なら何でも作り出せます。最強ですよね!
意思を宿主と交替すると、めちゃくちゃ強くなります。
ばあちゃんの決意
おばあちゃんもいいんですよね。悲惨なことがあっても、「ハイメを助けに行かなきゃ」と皆に呼びかけます。
「涙を流す時は来る、でも今じゃない」これにはシビれました。
このばあちゃんには過去に何か秘密があるようです。
ばあちゃんサイコー!!
スーパーヒーロー
強化されたOMAC“イグナシオ”との決戦で、ハイメは大型ブレードを出しポーズを決めます。
笑ってしまいましたが、ヒーローにはやはり決めの“ポーズ”が必要です!
子供の頃に観ていた“戦隊モノ”を思い出しました。
最後にカージ・ダが、敵のイグナシオの過去をハイメに見せます。
この演出にはやられました…カージ・ダはこんなことが出来て、敵に憐れみをかけることが出来るんだ!?
いや、「我々は人殺しではない」という宿主ハイメの本意に従っているのかもしれません。
予想に反して感動してしまいました…
笑えるし感動もあるんだね
いや〜予想外だったよ
評価
2024年6月2日現在では、Rotten Tomatoes(ロッテントマト)では、トマトメーター(批評家)78%、オーディエンススコア(観客)91%です。
Metacriticでは、メタスコア:批評家61/100点、ユーザー5.8/10点です。
ロッテントマトでは、批評家と観客ともに高めの評価ですね。
メタスコアでは、割と低い評価も目立ちます。
まとめ
DCコミックスのスーパーヒーロー映画「ブルービートル」は、NETFLIX で見放題となっています。
子供も大人も楽しめる映画、家族で一緒に観れば家族の絆が深まるかもしれません。
誰もが“理想の家族”と思うのではないでしょうか。
「家族のために悪と戦う」というのはありきたりな設定ですが、そんな設定もなぜかヒーローものでは飽きませんね。
明るくほのぼのした“レイエス家”を観て、ほっこりして欲しいと思います。
最後に続きを示唆するような演出がありましたが、2作目はあるのでしょうか?!
確かに、ハイメは“カージ・ダ”と融合したままだし、“スカラベ”は誰が作ってどこから来たのか明かされてないし…
ばあちゃんの過去も含めて、続編は作れそうですね。
その前に、ぜひ「ブルービートル」をご覧になってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました
カージ…ダーーーー!!!