2025年2月14日より、Apple TV+で配信されている映画「深い谷の間に」
英題は「The Gorge」で、名詞では「渓谷」という意味です。
英題も微妙ですが、邦題もイマイチ…ですね。
しかし、視聴数ではブラピとクルーニーの「ウルフズ」を上回ったようです。
タイトルには惹かれませんが、逆にどんな話か気になったので観てみることにしました。
チャミン深い谷の間に…何があるのかな?



ストーリーが想像できない…


Apple Original Films「深い谷の間に」
Xより
深い谷の間に(原題:The Gorge)は、2025年公開のアメリカのロマンティック・サバイバル・アクション映画。
2025年2月13日にロサンゼルスのAMCシアターズで、世界初公開され2月14日にApple TV+で独占配信された。
STORY
どこの国かもわからない山奥の深い渓谷、その東西には2つの監視塔が建っていた。敏腕スナイパーの“リーヴァイ”と“ドラサ”は、極秘の任務だとそれぞれ連れてこられ…東と西の監視塔に配置された。彼らは東西の接触はおろか外部との連絡も禁止され、1年間の任務をこなさなければならなかった。やがて彼らは、渓谷の奥に潜む“何か”から世界を守るのが自分たちの任務だと知る。
監督:スコット・デリクソン
上映時間:127分



何が起きてるの?



気になるね〜
キャスト
| 役名 | 役者名 | 説明 |
|---|---|---|
| リーヴァイ | マイルズ・テラー | 元アメリカ海兵隊の敏腕スナイパー |
| ドラサ | アニャ・テイラー=ジョイ | リトアニア人の敏腕スナイパーの女性 |
| バーソロミュー | シガニー・ウィーバー | リーヴァイに任務を与える謎の女性高官 |
| JD | ソペ・ディリス | リーヴァイの任務の前任者 |
| エリカス | ウィリアム・ヒューストン | ドラサの父親 |


感想
前半の少しニヤついてしまうようなロマンスから、いきなりハラハラドキドキの展開になる。
「この映画って…こんなジャンルだったんだ」と思う意外な展開だった。
“シガニー・ウィーバー”を久しぶりに見た気がしますが、それなりに面白い作品でした。
リーヴァイを演じていたのは、「トップガン:マーヴェリック」のルースター役“マイルズ・テラー”だったんですね。
「どこかで見たことある」と思っていたんですよね…。
マイルズもアニャも、なかなかのアクションを披露していました。
リーヴァイ
元アメリカ海兵隊のスナイパーであるリーヴァイ。
ある日、軍に呼ばれ“未知の土地”へと輸送される。
東塔にいるのが男だったら、きっと何も起こらないんでしょうね。笑
あんな高く危険な谷を渡っちゃうんだから、男の“スケベ心”というものは凄まじい!
「谷に潜む脅威から地上を守る任務」、世界のどこかで何らかの“極秘任務”が行われているのかもしれない。
あんな所で1年もひとりでいるなんて、いったい報酬はどれぐらい貰えるのだろうか…。
リーヴァイに「断る」という選択肢はあったのかもわかりません。
“独り者だからいいや”という、軽い気持ちで行ったら命懸けだった。
ドラサに恋をして生きる意味ができたんですね。
せっかく出会ったのに、今にも死にそうな状況。笑
彼らが、どうこの危機的状況を打破するかが見所です。
ドラサ
リトアニア人のドラサは、リーヴァイと同様に極秘で東塔に配置された。
ドラサって凄い名前ですよね…“どやさ”が頭に浮かんでしまった。笑
目が大きくて可愛らしい女性です。
リーヴァイが、危険を犯してでも会いに行きたい気持ちがわかる。
女性ですが、スナイパーとしての腕は確かなもの。
実は彼女の方が淋しかったのか、リーヴァイに積極的に絡んでくる。
あの目力で迫られたら…大概の男は落ちてしまうでしょう。
スラリと長い手足で、俊敏に動くアクションがカッコ良かったです。
彼女は“トゥームレイダー”的な作品に向いているかもしれません。
アニャ・テイラー=ジョイは、NETFLIX シリーズの「クイーンズ・ギャンビット」の女優でした。
クワッドコプター
終盤に“クワッドコプター”という名のドローン兵器が登場します。
「ウクライナ戦争」など、近年の戦争では定番となっているドローン兵器。
SNSなどで、その恐ろしい映像を観た人もいると思います。
クワッドコプターが、なぜ直ぐにリーヴァイたちを発見できたのか…。
あんなのに追跡されるのは怖過ぎるし、結構デカいんですよね。
いずれは「ターミネーター」のような戦争になるのでしょうか。
“iphone”など、全てのテクノロジーは軍事技術からくると言われています。
私たちが知らない間に、どんどん恐ろしい兵器が開発されている。
人類は、いつまで経っても愚かですね。
クリーチャー
この作品に登場するクリーチャーは、今まであまり観たことがないような姿でした。
人と植物が混ざったような…デリクソン監督もゾンビのようにはしたくなかったようです。
刀を持っているのは、監督が日本映画が好きで“黒澤明”の影響だとインタビューで語っています。
このクリーチャーは外に出たいんだろうけど、あそこで出れたよね?というタイミングがありました。
自動射撃装置も反応してなかったし、リーヴァイを狙わなければ良かっただけの話。
ジープのシーンは凄かったけど、あそこに防衛装置はなかったんですかね。
ちなみに、あのシーンは本物のジープで本当の崖で撮影したようです。
ラブストーリー
最初は、この作品はラブストーリーなのかな…と思わせる。
私も何の情報もなく観たので、その後の展開が意外だった。
ラブストーリーとしては、どこかで観たような感じではある。
最後も読めてしまう“いつものパターン”だった。
ラブストーリーにも意外性があったら、もっと良かったかもしれません。
評価
Rotten Tomatoesでは、トマトメーター(批評家)62% ポップコーンメーター(観客)74%
metacriticでは、メタスコア(批評家)57/100 ユーザースコア(観客)6.5/10
IMDbでは、IMDbレーティング6.7/10 ユーザー評価7.0/10
批評家の評価はシブいですが、ユーザーはそこそこ満足している感じ。
ラブストーリーかと思ったら、そうじゃなかったという意外性は良かったと思います。
アクションもハラハラドキドキで、それなりに見応えはあったんではないでしょうか。


まとめ
2025年2月14日から、Apple TV+で配信されている映画「深い谷の間に」
タイトルはイマイチですが、けっこう面白い作品です。
前半のロマンスからの急展開は、何も知らずに観ると意外だと感じます。
主演は「トップガン:マーヴェリック」の“マイルズ・テラー”と、「クイーンズ・ギャンビット」の“アニャ・テイラー=ジョイ”です。
この二人が魅せるアクションが、なかなかカッコ良くていい!
ラブストーリーとハラハラドキドキのアクションが交差する。
ぜひ一度、視聴してみてください!



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