1991年公開の名作映画「バックドラフト」を改めて観ることにしました。
初めて観た劇場公開時には、感動して涙したのを今でも覚えています。
その後にアメリカで生活している時に、カリフォルニアのユニバーサルスタジオで「バックドラフト」のアトラクションも体験しました。
今回は、4K ULTRA HDのDVDを購入して視聴です。
言わずと知れた名作だね
何度観ても泣いちゃう
映画「バックドラフト」
Amazon.co.jp & ナタリーより
バックドラフト(原題:BACKDRAFT)は、1991年公開の消防士を主役としたアメリカ映画。
STORY
1971年のシカゴ。まだ幼い“ブライアン・マカフレイ”は、消防士である父親デニスに連れられ火災現場に行った。しかし、デニスは同僚の“アドコックス”をかばいブライアンの前で殉職してしまう。20年後、ブライアンは兄である“スティーブン”と同じ「シカゴ市消防局 第17分隊」の消防士となった。同時期にシカゴでは、連続放火殺人事件が発生していた。ぶつかり合うマカフレイ兄弟、火災現場の厳しさを体で感じ立ち向かう。やがて、連続放火殺人の犯人が明らかとなっていく。
監督:ロン・ハワード
上映時間:137分
また古くて日本版予告編がないやつね
う、うん
気密性の高い室内での火災の場合、空気不足による不完全燃焼が緩慢になる。このとき不用意に開口部を開けると、急激に空気が流出し爆発的に燃える。このことを“バックドラフト現象”という。
主演
カート・ラッセル(スティーブン・マカフレイ役)
カート・ラッセルは、マサチューセッツ州・スプリングフィールド出身のアメリカ人俳優。
父親は元ヤンキースの野球選手で俳優でもある。母親はダンサー。
1963年にテレビシリーズ「ジェミーの冒険旅行」で芸能界デビュー、子役として10本近いディズニー映画に出演した。
1970年代に野球選手に転向しマイナーリーグで活躍したが、肩の怪我により再び俳優に戻った。
1979年テレビ映画「ザ・シンガー」で“エルビス・プレスリー役”を好演し、エミー賞主演男優賞にノミネートされた。
以後、多くの作品に出演しアクション俳優の地位を確立、社会派やコメディー映画など幅広く出演する演技派として人気を得た。
2015年の「ワイルド・スピード SKY MISSION」から“ミスター・ノーバディ”としてシリーズ3作に出演。
カート・ラッセルは、昔から多くの映画に出演している印象です。
「バックドラフト」での兄貴役は、弟や仲間想いでかなり好きですね。
ウィリアム・ボールドウィン(ブライアン・マカフレイ役)
ウィリアム・ボールドウィンは、ニューヨーク州出身のアメリカ人俳優。
兄のアレックとダニエル、弟のスティーブンも俳優。
俳優になる前はモデルとして活動し、1989年にトム・クルーズ主演の「7月4日に生まれて」に端役で出演。
1990年「フラットライナーズ」1991年「バックドラフト」1995年「フェア・ゲーム」で主演を務めた。
その後は、テレビ映画への出演が多くなった。
ウィリアムの兄“アレック・ボールドウィン”は、多数の映画に出演しているかなり有名な俳優です。
ウィリアムは、そういえば2000年代以降にほとんど見なくなりました。
テレビ映画作品に出演していたんですね。
登場人物
役名 | 役者名 | 説明 |
---|---|---|
ブライアン・マカフレイ | ウィリアム・ボールドウィン | スティーブンの弟で、消防学校を卒業したての新米消防士 |
スティーブン・マカフレイ | カート・ラッセル | ブライアンの兄で、第17分隊隊長 炎を読む能力に長けている |
ドナルド・リムゲイル | ロバート・デ・ニーロ | 元消防士で現在は放火犯罪調査官をしている |
ジョン・アドコックス | スコット・グレン | デニスの部下だった消防士で、今でも現役 |
ティム・クリズミンスキー | ジェイソン・ゲドリック | ブライアンと同期の消防隊員 |
ヘレン・マカフレイ | レベッカ・デモーネイ | スティーブンの元妻 |
ジェニファー・ヴァイトクス | ジェニファー・ジェイソン・リー | ブライアンの元恋人で、現在はスウェイザク議員の秘書 |
マーティン・スウェイザク | J・T・ウォルシュ | シカゴ市議会議員で、消防にかかる予算削減を実行した |
ロナルド・バーテル | ドナルド・サザーランド | デニスが殉職した火災を起こした男で、現在は服役中の連続放火魔 |
デニス・マカフレイ | カート・ラッセル | スティーブンとブライアンの父親であり、シカゴ消防局の消防士 |
感想
まず、4K ULTRA HDの映像はかなり綺麗です。33年前の映像が鮮明に甦ります。
さらに、7.1ch/DTS:Xで臨場感は抜群でした。
映画が始まって最初の音楽で、さっそく泣きそうになってしまいました。
懐かしさと結末を知っているので…。
でも、同時に「料理の鉄人」も思い出してしまった…そういえば同じ曲だったと気づく。
オープニングの時点で、4K ULTRA HD版を買って良かったと思いました。
ドルビーアトモスに似たオブジェクトベースの三次元サラウンドに対応したサラウンドフォーマット。音が動くため、天井にスピーカーを設置しなくても立体的な音響が実現可能。
ブライアン・マカフレイ
何の仕事をしても続かないブライアン、今回は本気で消防士になろうと決心した様だが…
兄貴に何か言われると直ぐに反発してしまう。
きっと、子供の頃から優秀な兄貴と比べられるのが“コンプレックス”だったんでしょう。
一瞬いい感じになっても、また直ぐ言い合いになる…
男同士お互い照れちゃって、上手く表現できない感じが観てて伝わります。
兄貴を疑ってしまうこともあったけど、助け合う2人の姿には感動します。
スティーブン・マカフレイ
兄貴のスティーブンはかなり好きです!
弟想いで仲間想いで、とにかく最高ですね。
嫌味を言いつつも、現場では「俺の側を絶対に離れるな」と常にブライアンを気にかける。
側において一緒に働いた方が守れると思ったから、同じ第17分隊に弟を入隊させたんだと思います。
優しい兄なんですが、短気だったり無茶をするところがあるから離婚してしまって寂しい生活をしている。
自分たちを裏切った男でさえ見捨てないし、そいつに恥をかかさないように気遣う。
終盤での「あれ見ろよ…。俺の弟だぜ、すげぇだろ…」という台詞は感動します。
兄貴…カッコ良すぎます!!
アニキー!
あんな男になりたいな
ドナルド・リムゲイル
当然だし皆んなそうなんですが…デ・ニーロが若い!
炎の習性をよく知るリムゲイルは、連続放火殺人犯の調査を進めます。
脇役でもしっかり存在感があるデ・ニーロは流石です。
ヘレン・マカフレイ
レベッカ・デモーネイを久しぶりに見ましたが、最初の登場シーンは特に綺麗でした。
ライトブルーの瞳がめちゃくちゃ綺麗で、思わず見惚れてしまいます。
ロナルド・バーテル
“ドナルド・サザーランド”も久しぶりに見ましたが、滑舌の悪い奇妙な演技が印象的でした。
息子は、「24-TWENTY FOUR-」の“キーファー・サザーランド”。そっくりですよね。
ドナルドは、なんと先月(2024年6月20日)に亡くなったようです。
ご冥福をお祈りします。
火は生き物だ
本当に生きているかのように動く炎。非常に上手く表現されています。
CGではなく多少の合成はあるものの、ほとんど実際の炎で撮影していました。
役者はもちろんカメラマンも、耐火服を着て皮膚に特殊なゲルコーティングをして撮影していた。
天井を逆さまに撮影して、炎が床を這っているように見せています。
私も「ユニバーサル・スタジオ」の“バックドラフト”は経験しましたが、あれは熱かったですね〜。
“唯一無二”の消防士を描いた映画
脚本・音楽・演出・撮影、どれをとっても最高の映画!
これを超える消防士を描く映画は、今後も出てこないと言っていいでしょう。
きっと、公開後は世界中で消防士になりたいと思った人が増えたのではないでしょうか。
33年経った今でも、全く見劣りしない…色褪せない作品です。
何度観ても泣いてしまいます。
Fire Fighter
“Fire Fighter”は英語で“消防士”のことですが、アメリカは制服とかもカッコいいんですよね。
式典の時の正装なんて特にカッコいいです。
日本は白バイとか警察の制服がダサいんですよね…もっとどうにかならないんでしょうか。
日本の警察官が乗ってる昔のチャリ…あれなんで?
アメリカはマウンテンバイクだぜ!?
まとめ
今回は、名作映画として1991年公開の映画「バックドラフト」のご紹介をしました。
33年経った今でも色褪せない名作。激しい炎の中での兄弟の絆が感動を呼びます。
決してナメてはいけない炎の怖さ、バックドラフト現象の恐ろしさ。
昔観て忘れている方は、ぜひもう一度改めて観てみてください。
Blu-rayは持っているけど4K ULTRA HDは持っていないという方、安くなっているのでこれを機会に買い直してみてはいかがでしょうか。
テレビと音響システムが整っているのなら、絶対的にお勧めします!
まだ観たことがないという人は、死ぬまでに一度はご覧になってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます
「バックドラフト2」あるの知ってる?
駄作だよ!… 観たことないけど