NETFLIXで11月1日に配信された映画「いつか笑いあえるなら」
どうやらスウェーデン映画のようです。
様々な国の作品を観る機会があるのが、NETFLIXのいいところだと思います。
スウェーデン製作でスウェーデン語の映画は、私は過去に観たことがありません。
どんな映画かわかりませんが、興味本位で視聴してみることにしました。
映画「いつか笑いあえるなら」
ゲット・フリークスより
いつか笑いあえるなら(英題:Let Go)は、スウェーデンのドラマ映画。
監督・脚本・主演は、スウェーデンの監督・俳優・作家である“ジョゼフィーヌ・ボルネブッシュ”が全て務めている。
2024年11月1日にNETFLIXで公開された。
STORY
セラピストの夫“グスタフ”は不倫をしていて娘の“アンナ”は反抗期、幼い“マンネ”の育児に追われる“ステラ”は疲れ果てていた。崩壊寸前の家族だったが、娘のポールダンスの大会のため皆で旅行に行くこととなる。ボロボロに崩れてしまった“家族の絆”…彼らは取り戻すことが出来るのか…。
YouTubeに予告編もない…
いい映画なのにね…
登場人物
役名 | 役者名 | 説明 |
---|---|---|
ステラ | ジョゼフィーヌ・ボルネブッシュ | グスタフの妻で、家事や幼い息子の世話に疲れ果てている |
グスタフ | ポール・スヴェレ・ハーゲン | セラピストをしていて、家族に全く寄り添わないステラの夫 |
アンナ | シグリッド・ジョンソン | 反抗期でポールダンスを習っている、グスタフとステラの娘 |
マンネ | オーレ・ティッカコスキ | 四六時中落ち着きのない、グスタフとステラの幼い息子 |
ガブリエル | レオン・メントリ | アンナが旅行先で出会った青年 |
リズ | イルマ・ジャムハンマル | グスタフの母親で、子供たちの元気なおばあちゃん |
アンジェラ | ローラ・ザコウ | グスタフの同僚であり、不倫相手の女性 |
感想
初めてのスウェーデン映画で、スウェーデン語で視聴しました。
冒頭から夫が不倫していて、家族に全く興味がないという状況です。
暗い映画かなと思って観ていたら、最後には感動して泣いていました。
崩壊寸前の家族が、失ってしまった大切なものを取り戻す旅。
YouTubeに予告編ぐらいアップしておけよ…と言いたくなる。
劇中に流れるインストゥルメンタル音楽も良く、終わってみればとてもいい映画でした。
ステラ
夫は家庭のことを何もしない、娘は反抗期、幼い息子は構ってちゃん…ステラは疲れ果てています。
まともに家族でゆっくり食事を摂ることもできない。
家事から子供の世話まで全てこなし、まるでシングルマザーのようです。
夫のグスタフからいきなり「離婚してくれ」と言われるが、「今はまだしない」と言う。
その時点では“なぜかわからなかった”が、最後まで観るとその理由がわかる。
娘の出場するポールダンスの大会を応援するため、家族みんなではるばる応援に行くことを決める。
夫は嫌がったが、ステラには“家族の仲を修復しなければならない”訳があった。
グスタフ
グスタフはセラピストとして働き、人に人生や夫婦の仲を良くするアドバイスをしている。
そのくせ、自分は不倫をするし家族に全く寄り添わないダメな夫。
娘に「役立たず」と言われる情けない男です。
離婚を切り出したがステラに断られ、なぜか全く理解できない。
もう無理だと言っているのに、家族で旅行に行こうと言われ困惑する。
旅行中は愛人と電話やメールをし、子供を見ていることも出来ないグスタフ。
こんな奴とは、さっさと別れてしまった方がいいだろ!?と普通に思ってしまう。
言い訳ばかり言うバカな男にイライラするが、同時にけっこう笑えたりもする。
グスタフはやけくそになって、無理矢理に笑顔を作ります。
やがて、失っていた大切なものに気づいていく…。
アンナ
アンナは思春期で、両親に対して反抗的な態度をとっています。
些細な言葉に対してもデリケートに反応する。
若いのに“ポールダンス”を習っている彼女は、おばあちゃんやグスタフに“ストリップ”と言われるのが嫌い。
その気持ちはよくわかるし、そういう経験ってありますよね。
親が自分のやっていることに無頓着だと、子供はイライラすると思います。
そんなアンナのポールダンスのテーマは「支え合い」でした。
彼女も両親には、やっぱり仲良くして欲しかったんですね。
旅先で気の合う青年との出会いがあり、両親の愛にも気づくことになる…。
マンネ
まだ幼いマンネは、構ってちゃんで騒がしく落ち着きがありません。
とても無邪気で可愛い子です。
この子は“グルテンアレルギー”で、小麦を使用した食べ物を食べることが出来ません。
そのため、両親は常にマンネ用の食べ物を持ち歩いている。
彼の発言や行動が、けっこう笑わせてくれます。
マンネ可愛かったね
面白いこと言ってた
家族関係の修復
この作品の家族は、既に崩壊寸前の状態でした。
冷め切った夫婦関係を修復するのは、かなり至難の業なのではないでしょうか。
さらに、不倫までしていたら尚更です。
わずかな同情が残るか…全くないか、でも子供がいたらそう簡単にはいきません。
ほとんどの場合は、元通りに修復できずに「離婚」という結果になると思います。
ステラには、どうしても家族関係を修復しなければならない理由がありました。
かなりの“賭け”だったと思います。
もし別の結果となっていたら…あまり考えたくはありません。
評価
Rotten Tomatoesでは、トマトメーター(批評家) % ポップコーンメーター(観客) %
metacriticでは、メタスコア(批評家) /100 ユーザースコア(観客) /10
IMDbでは、IMDbレーティング6.9/10 ユーザー評価7.3/10
IMDb以外は、配信されたばかりからか…まだ評価はついていません。
全体的に割といい評価になるのではないでしょうか。
また評価が出たら、記入したいと思います。
まとめ
2024年11月1日より映画「いつか笑いあえるなら」が、NETFLIXより配信されています。
スウェーデンの映画でオリジナル言語はスウェーデン語ですが、日本語字幕も日本語吹替もちゃんとあります。
崩壊寸前の家族が、娘“アンナ”のポールダンスの大会に家族で応援に行くこととなる。
旅行を兼ねた応援の旅だったが、妻の“ステラ”には家族みんなで行く明確な理由があった。
最初から嫌がっていた夫の“グスタフ”は、次第に失いかけていた「家族の絆」を取り戻していく。
暗い状況からスタートする映画ですが、最後はいつの間にか感動しています。
クスッと笑えるシーンもあり、インストゥルメンタル音楽も心地良い。
NETFLIXでは、メキシコやブラジル、ドイツ、フランス、スペイン、スウェーデンなど、様々な国の映画やドラマを視聴することが出来ます。
私も初めてでしたが、このスウェーデン映画を試しに視聴してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます
そう言う度に2倍好きになる