2025年6月13日より、NETFLIXで映画「はたらく細胞」が配信されました。
日本の映画評価サイト「Filmarks」などの評価が高かったので、前から少し気になってはいたんです。
原作もアニメも観たことはありませんが、とりあえずどんなもんか観てみることにしました。

体内の細胞の話?



細胞を擬人化してるっぽい


漫画「はたらく細胞」
はたらく細胞&Aniplexより
はたらく細胞(英題:Cells at Work !)は、清水茜が原作の日本の漫画。
「月刊少年シリウス」の2015年3月号から2021年3月号まで連載された。
シリーズ累計発行部数は、現在までに1,000万部を突破している。
STORY
体内の細胞を擬人化し、新人の赤血球(AE3803)や白血球(U-1146)など免疫系を中心に、はたらく細胞たちの日常を描いている。
アニメ「はたらく細胞」
はたらく細胞&デイヴィッドプロダクションより
アニメ第1期は2018年7月8日から9月30日まで放送され、第2期は2021年1月9日から2月27日まで放送された。
体内の細胞の働きを正確に描写していることから、アニメ第1期の終了後に教育機関や医療施設などへの画像素材の無償提供が開始された。
スピンオフ作品として、「はたらく細胞 BLACK」も誕生した。(原作:原田重光 作画:初嘉屋一生)
監督:鈴木健一(第1期), 小倉宏文(第2期)
視聴時間:23分
エピソード
第1期
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 肺炎球菌 |
第2話 | すり傷 |
第3話 | インフルエンザ |
第4話 | 食中毒 |
第5話 | スギ花粉アレルギー |
第6話 | 赤芽球と骨髄球 |
第7話 | がん細胞 |
第8話 | 血液循環 |
第9話 | 胸腺細胞 |
第10話 | 黄色ブドウ球菌 |
第11話 | 熱中症 |
第11.5話 | 熱中症〜もしもポカリスエットがあったら〜 |
第11.5話 | ポカリスエットの秘密 アフターストーリー篇 |
第12話 | 出血性ショック(前編) |
第13話 | 出血性ショック(後編) |
特別編 | 風邪症候群 |
第2期
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | たんこぶ |
第2話 | 獲得免疫/パイエル板 |
第3話 | デング熱/ニキビ |
第4話 | ピロリ菌/抗原変異 |
第5話 | サイトカイン |
第6話 | 悪玉菌 |
第7話 | がん細胞Ⅱ(前編) |
第8話 | がん細胞Ⅱ(後編) |


映画「はたらく細胞」
www.amazon.co.jp & 電撃オンラインより
映画「はたらく細胞」は、2024年12月13日に公開された日本の漫画を原作とした作品。
原作は、本編とスピンオフ作品「はたらく細胞 BLACK」の要素も含んでいる。
STORY
女子高生の“漆崎日胡”は、父親の“茂”と2人で暮らしていた。健康的な生活をしている日胡と不健康な生活習慣の茂、正反対の彼らの体内で細胞たちは病原体たちと戦っていた。それぞれの体に異変が起こり、細胞たちは彼らの体を守るため「体内史上最大の戦い」が繰り広げられる!
監督:武内英樹
上映時間:110分



ワンダーランド?



知らん…
キャスト
役者名 | 役名 |
---|---|
永野芽郁(幼少期:鈴木凛子) | 赤血球(AE3803) |
佐藤健 | 白血球(好中球/U-1146) |
山本耕史 | キラーT細胞 |
仲里依紗 | NK細胞 |
松本若菜 | マクロファージ |
染谷将太 | ヘルパーT細胞 |
マイカ・ピュ, 泉谷聖奈, 磯村アメリ,他 | 血小板 |
片岡愛之助 | 肺炎球菌 |
新納慎也 | 化膿レンサ球菌 |
小沢真珠 | 黄色ブドウ球菌 |
塚本高史 | 好中球先生 |
DJ KOO | 神経細胞 |
Fukase | 白血病細胞 |
高橋りな | 制御性T細胞 |
板垣李光人 | 新米赤血球 |
加藤諒 | 先輩赤血球 |
海原はるか | 老いた赤血球 |
深田恭子 | 肝細胞 |
一ノ瀬ワタル | 外肛門括約筋(茂) |
芦田愛菜 | 漆崎日胡(うるしざき にこ) |
阿部サダヲ | 漆崎茂(うるしざき しげる) |
加藤清史郎 | 武田新 |



メイクで病原菌役が誰だかわからなかったね



小沢真珠だったのか…


感想
原作も含めて非常に評価が高い作品でしたが、個人的にはたいして面白くない…という感想です。
ところどころ笑えるシーンはあるんですが、途中から「早く終わらないかな」なんて思ってしまいました。
病原体が触手攻撃なのはいいとして、なんで白血球はナイフなのか…ちょっと気になってしまった。
“阿部サダヲ”演じる茂が、漏らしそうになっていたシーンが面白いピークでしたね。
体内の細胞を“擬人化”するというアイデアは面白いですが、彼らの日常(ストーリー)があまり面白くない。
なぜそんなに評価が高いのか…理解できません。
観たかったシーン
細胞の働きを擬人化してわかりやすくしている点は、確かに教育的にはいいとは思います。
どうせなら、食品添加物や薬が体内の細胞に与えるダメージも描いて欲しかったですね。
「人工甘味料だ〜」なんて叫ぶシーンも観てみたい。
“抗がん剤ミサイル”は出てきましたが、もっと破壊的なダメージがあるのではないかと思いました。
病原体も免疫系も見境なくメチャクチャにして欲しかったです。
他にも“ワクチンの影響”や“癌は自然治癒できる”ことなど、医師会が慌てるようなことが描かれていたら大したもんですよ。
気になったところ
映画では、茂と日胡の体内を描いているという設定でした。
日本人の体内が、ヨーロッパのような街並みで描かれているのもよくわからない。
ヨーロッパというか、ファンタジーの世界という設定なのかもしれないが…。
仲里依紗の“NK細胞”は中途半端だったし、深キョンのシーンは衣装(胸元)にしか目がいかない…。
骨髄芽球が突然変異した理由がよくわからない…処分しようとしたらそうなるの?
あれが白血病の素?その辺の説明が欲しかったですね。
ゾンビのような敵(ウィルス)も弱いし、特にワイヤーアクションも要らなかったかなと…。
茂は、なんで直接輸血せずに献血したの?
茂の体内にいた赤血球(板垣李光人)が、日胡の体内に移動していたってことは…
たまたま、献血した茂の血液が日胡にいったってこと?
あと…赤血球が“マリオ”に見えてくる。
アニメ版
アニメの方も少し観てみたんですが、こっちもあまり面白くなかったです。
それでも評価が高いということは、原作漫画が面白いということでしょうか。
私の場合…直近で観たアニメが「葬送のフリーレン」だったため、特につまらないと感じてしまったのかもしれません。
評価
Rotten Tomatoesでは2025年6月21日現在、トマトメーター(批評家)?% ポップコーンメーター(観客)?%
metacriticでは、メタスコア(批評家)?% ユーザースコア(観客)?%
IMDbでは、IMDbレーティング6.7/10 ユーザー評価6.9/10
この手の邦画は、評価が出ないのはよくあることです。
日本のFilmarksでは、3.8/5.0という高めの評価となっています。
映画.comでは、3.9/5.0とこちらも高め。
なぜこんなに評価が高いのか…よくわかりません。


まとめ
2025年6月13日より、NETFLIXで配信されている映画「はたらく細胞」
映画は大ヒットし評価も高いが、実際に観たらたいして面白くなかった。
“細胞の擬人化”というアイデアは面白く笑えるシーンもあるが、気に食わない部分も多く最後まで楽しめる作品とは言えない。
エンディングの「解説メモ」が一番良かった気がする…。
アニメも含め、教材として子供にはいいのかもしれないが…大人は粗を探してしまう。
個人的には、世間の評価の高さの意味がわからない作品でした。
まあ、感想は人それぞれなので…暇つぶしに観てみてください。



最後まで読んでいただきありがとうございます



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