かつて“ハリソン・フォード”主演で映画化された「推定無罪」のドラマ版が、2024年6月12日よりApple TV+で配信が開始されました。
主演は“ジェイク・ギレンホール”で、彼は制作総指揮も務めています。
昔観た映画版の内容もすっかり忘れていたので、新たにドラマ版を観てみることにしました。
推定無罪…
刑事裁判で有罪が確定するまでは“無罪”だからね
映画「推定無罪」
Amazon .co.jpより
推定無罪(原題:Presumed Innocent)は、スコット・トゥローの同名小説を基にし製作された1990年公開のアメリカ映画。ハリソン・フォード主演の法廷サスペンス。
STORY
地方検事補の“ラスティ・サビッチ”は、新人の“キャロリン・ポルヒーマス”という女性の補佐を命じられる。ラスティは彼女を熱心に補佐し2人で立件に成功したりしているうちに仲を深め、妻子がいるにも関わらず関係を持ってしまう。その後キャロリンから関係の終わりを告げられるが、しばらくして彼女が自宅で遺体となって発見される。調査の担当を命じられたラスティだが、被害者の自宅からラスティの指紋などが見つかり逮捕され“被疑者”となってしまう。
監督:アラン・J・パクラ
上映時間:127分
“ハリソン・フォード”若いね
34年も前なんだ…
Apple Original シリーズ「推定無罪」
アイアリより
推定無罪(原題:Presumed Innocent)は、1990年にハリソンフォード主演で映画化された法廷サスペンスのドラマ版リメイク作品。
STORY
シカゴで主席検事補としてキャリアを築いていた“ラスティ・サビッチ”は、同僚の“キャロリン・ポルヒーマス”が殺害されたことを知る。事件の担当を命じられたラスティだが、彼女と愛人関係だったことが発覚し一転して逮捕され“被疑者”となってしまう。一貫して“無罪”を主張するラスティ、キャロリンを殺害したのは彼なのか…それとも他の誰かなのか…真実を追求する。
監督:1・2・8話/アンネ・セウィッツキー, 3〜7話/グレッグ・ヤイタンス
視聴時間:40〜50分
ジェイクの体が凄かった
“ロードハウス”の時のバキバキの筋肉が残ってるね
主演
ジェイク・ギレンホール(ラスティ・サビッチ役)
本名:ジェイコブ・ベンジャミン・ジレンホールは、カリフォルニア州・ロサンゼルス出身のアメリカの俳優。
父親のスティーブン・ジレンホールは映画監督で、母親のナオミ・フォナーは脚本家、姉は女優のマギー・ジレンホール。
1991年「シティ・スリッカーズ」のビリー・クリスタルの息子役で映画デビュー。
1999年「遠い空の向こうに」で映画初主演、批評家から高い評価を受けた。
2005年「ブロークバック・マウンテン」で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞し、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。
2006年に「ピープル誌」が選ぶ“最もセクシーな独身男性”に選出された。
減量や増量など、役によって姿を変えることから“カメレオン俳優”と称されている。
こんな“エンターテインメント一家”とは知りませんでした。
「シティ・スリッカーズ」は昔観た気がしますが、子供役なら気づかないですね。
少し前にAmazon Originalの「ロードハウス/孤独の街」を観ましたが、元UFCファイターの役で体がバキバキで凄かったんですが映画の内容は大したことなかったです。
エピソード
エピソード | 日本語タイトル | 英語タイトル | 時間 |
---|---|---|---|
エピソード1 | 満塁 | Bases Loaded | 45分 |
エピソード2 | 州民 対 サビッチ | People vs. Rozat Sabich | 43分 |
エピソード3 | 新たな真実 | Discovery | 42分 |
エピソード4 | 責任 | The Burden | 43分 |
エピソード5 | 裁判の火ぶた | Pregame | 40分 |
エピソード6 | 暗雲 | The Elements | 42分 |
エピソード7 | 証人 | The Witness | 42分 |
エピソード8 | 評決 | The Verdict | 50分 |
感想
ドラマ版では、キャロリンが生存している時の描写は回想のみです。
回想シーンは、愛し合っているか喧嘩しているか…がほとんど。
まあ、愛人ですからね…だいたいそんなものでしょう。
「ラスティは殺してないだろう」と思いつつ、「ひょっとしてラスティがやったの?」と思わされる。
視聴しながら「早く犯人が知りたい」という衝動にかられます。
ラスティ・サビッチ
ラスティの世間のイメージは、“良き夫であり良き父親で、仕事も真面目にやっている”という感じでしょう。
「彼が愛人のキャロリンを殺す動機はない」と思うのが普通だと思います。
しかし、ラスティは“キレると我を忘れて暴力的になる”ことがあります。
キャロリンに別れを打診されたけど、ラスティは別れたくなかった。
そこから喧嘩になりエスカレートして…と考えればなくはない。
こんな感じに、ドラマは視聴者に仕掛けてきます。
バーバラ・サビッチ
奥さんのバーバラは、夫の浮気の事実は知りながらも裁判などで詳細を聞くことになります。
子供たちに説明しながら、自分の気持ちも整理して耐えなければいけません。
自分も浮気しそうになるが、さすがに裁判中は…
家では平然を保つけど、テレビのニュースでは注目の裁判として報道されている。
完全に被害者と思われるバーバラですが、“浮気相手に怒りを感じて殺してしまう”なんてことはなくはないと思います。
ただ、誰がやったにせよ“確実な証拠がない”というのがこの事件です。
トミー・モルト
ラスティが容疑者となった後、事件の裁判を担当するのがトミーです。
トミーを演じている“ピーター・サースガード”は、奥さんがジェイクの実の姉“マギー・ジレンホール”らしいです。
確実な証拠がないのに担当検事として裁判で闘うわけですが、どうも彼はラスティに個人的な恨みがあるとしか思えません。
容姿端麗で仕事もできて、さらにキャロリンと不倫しているラスティに嫉妬しているように見える。
“決定打”がないためトミーは、陪審員の気持ちに訴えかけて自分側に取り込もうとします。
視聴していて個人的には、「トミーの負けて悔しがる顔が見たい」という気持ちになる。
キャロリン・ポルヒーマス
映画では、ラスティがキャロリンの補佐をしながら関係を深めていく描写があったと思います。
なぜドラマ版は省いたのかわかりませんが、裁判を中心に描きたかったのでしょうか。
映画版のキャロリンは他の同僚とも関係を持っていた気がしますが、ドラマ版ではそんな話は一切出てきていません。
彼女はラスティに本気だったのか?何を求めていたのでしょうか?
回想シーンだけ観ると、“ただ欲望のままに求め合っている…”という感じです。
不倫
不倫をしても、お互いにハッピーエンドはありませんよね。
でも、したくなっちゃうんでしょうね〜。
今では結婚した“3組に1組は離婚する”と言われています。
結婚式での「誓いの言葉」とは、いったい何なのでしょうか…。
“結局は赤の他人”ということですかね…
“結婚”という縛りがあるから、浮気したくなったり罪悪感が増すのかもしれません。
不倫はやめた方がいいよね
うんうん
衝撃の最終話 〜追記〜
本日配信の最終話を試聴しました。
ラスティは非常に緊張感のある最終弁論をし、トミーもなかなかだったと思います。
そして…予想外の真犯人に驚きました!
そうなの!?かなりびっくりしたけど…で、それでいいの??
そんな感想です…ぜひ、ご自身でご覧になって確かめてみてください。
シーズン2
シーズン1の最終話は、2024年7月24日(水)に配信されます。
もともと“リミテッド・シリーズ”として製作されたこの作品ですが、さっそくシーズン2への更新が決定したようです。
「SHOGUN 将軍」もそうでしたが、大人気作は続けた方が儲かるし視聴者も期待しますからね。
Apple TV+史上 最も試聴されたドラマなら尚更です。
評価
Rotten Tomatoesでは2024年7月24日現在、トマトメーター(批評家)77% オーディエンススコア(観客)81%
metacriticでは、メタスコア(批評家)72/100 ユーザースコア(観客)7.5/10
IMDbでは、IMDbレーティング7.7/10 ユーザー8.0/10となっています。
どのサイトも、批評家より観客の方が高い評価を出しています。
1990年の映画版より高い評価を得ている気がします。
誰が犯人か気になって目が離せないよね
うん、面白いよね
まとめ
Apple TV+で、オリジナルシリーズとして独占配信されているドラマ「推定無罪」
1990年にハリソン・フォード主演でスコット・トゥローの同名小説を映画化、それをジェイク・ギレンホール主演でドラマ版としてリメイクした作品です。
Apple TV+史上 最も試聴されたドラマであり“リミテッド・シリーズ”だったにも関わらず、シーズン1を終える前にシーズン2への更新が決まっています。
「いったい誰が彼女を殺したのか?」最後まで目が離せません。
法廷のシーンは緊張感があり、証人や検事の一言一言が聞き逃せない。
来週配信される最終話が楽しみで待ちきれません!
まだ観ていないという方は、とりあえず第1話を視聴してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました
オブジェクション!