2024年3月から配信されている、NETFLIX製作ドラマ「ジェントルメン」
ガイ・リッチーが監督を務め、評判もなかなか良いようです。
2019年に公開されたガイ・リッチー監督の映画「ジェントルメン」のスピンオフ作品みたいですが、私は映画はまだ観たことがありません。
まだシーズン1しか製作されていないということで、今のうちに観てみることにしました。
どんな話なのかなー
舞台はイギリスみたいだね
映画「ジェントルメン」
映画「ジェントルメン」公式サイトより
ジェントルメン(原題:The Gentlemen)は、2020年公開のアメリカ・イギリス合作のクライム・サスペンス映画。
STORY
ロンドンで長年にわたる大麻ビジネスで財を成したアメリカ人の“ミッキー”が、500億円でビジネスを売却し引退するという噂が暗黒街に流れた。その利権を巡って大富豪やマフィアなど、一流のワルたちが様々な駆け引きを繰り広げる。
監督:ガイ・リッチー
上映時間:113分
こっちも面白そうだね
うん、今度観てみよう
ガイ・リッチー
ガイ・リッチー(本名:ガイ・スチュアート・リッチー)は、イギリスの映画監督、脚本家。
子供の頃から映画監督を目指し、映画学校には行かず映画スタジオの雑用係として働いた。
やがてコマーシャルやミュージックビデオを手がけるようになり、1995年に初めて短編映画「The Hard Case」を制作した。
続いて監督した「Lock,Stock and Two Smoking Barrels」がヒットし注目を浴び、2000年の「スナッチ」でも称賛された。
2009年に“ロバート・ダウニーJr.”と“ジュード・ロウ”を主演に製作された「シャーロック・ホームズ」が公開され、ガイ・リッチー最大のヒット作となる。
2011年には続編の「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」が公開された。
2021年には“ジェイソン・ステイサム”主演の「キャッシュトラック」で監督・脚本を務めた。
プライベートでは、2000年に歌手の“マドンナ”と結婚し息子を授かったが2008年に離婚した。
2011年にモデルの“ジャッキー・アシュリー”との間に息子が生まれ、2012年に婚約し同年に娘も生まれた。
マドンナと結婚したことは、当時は大きな話題になりましたよね。
「シャーロック・ホームズ」は観たことがないので、時間ができたら観てみようと思います。
ガイ・リッチーは、同じイギリス人の“ジェイソン・ステイサム”と組んで映画を作ることが多いようです。
TSUTAYA DISCAS(定額レンタル8)NETFLIX シリーズ「ジェントルメン」
NETFLIX公式Xより
ジェントルメン(原題:The Gentlemen)は、NETFLIX製作でガイ・リッチー監督のテレビドラマシリーズ。
2020年に公開されたガイ・リッチー監督作品である映画「ジェントルメン」のスピンオフ作品でクライム・コメディ。
STORY
舞台はイギリス。大豪邸を持ち貴族である“ハルステッド公爵”が亡くなった。跡継ぎとなったのは、長男の“フレディ”ではなく次男の“エディ”だった。エディは父親のハルステッド公爵が、自宅敷地内の地下に大麻工場を設け巨大な大麻ビジネスをしていたことを知る。大麻ビジネスと縁を切り、組織を敷地から追い出すために犯罪を重ねるエディ。やがて裏社会にどっぷりとハマっていく…。
監督:ガイ・リッチー
視聴時間:41分〜67分
“ガス”がいた!
“ブレイキング・バッド”のね
キャスト
役者名 | 役名 | 説明 |
---|---|---|
テオ・ジェームズ | エドワード・“エディ”・ホーニマン | ハルステッド家の次男で元軍人、父のハルステッド公爵が亡くなったことで後継ぎ公爵となった |
カヤ・スコデラーリオ | スージー・グラス | 刑務所にいる父の代わりに、大麻ビジネスを仕切っている |
ダニエル・イングス | フレデリック・“フレディ”・ホーニマン | ハルステッド家の長男でエディの兄、ドラッグ中毒でトラブルメーカー |
ヴィニー・ジョーンズ | ジェフ・シーコム | ハルステッド家の使用人で、様々な動物を保護している |
ジョエリー・リチャードソン | レディ・サブリナ | フレディとエディの母で貴婦人 |
ジャン・カルロ・エスポジート | スタンリー・ジョンストン | 麻薬ビジネスのトップであり、エディに邸宅と土地を売却しろと迫る大富豪 |
レイ・ウィンストン | ボビー・グラス | スージーの父親でイギリス大麻ビジネスのボス、現在は刑務所にいるが優雅な生活を送っている |
エピソード
話数 | 日本語タイトル | 英語タイトル | 時間 |
---|---|---|---|
第1話 | 洗練と暴力 | Refined Aggression | 67分 |
第2話 | トミー・ウー・ウーにタックル | Tackle Tommy Woo Woo | 63分 |
第3話 | 俺のクサはどこだ? | Where’s My Weed At | 50分 |
第4話 | かなり自分勝手だけど手当が必要な紳士 | An Unsympathetic Gentleman | 41分 |
第5話 | いとこ何百もいるんだよ | I’v Hundreds of Cousins | 44分 |
第6話 | 備えるんです ありとあらゆる可能性に | All Eventualities | 48分 |
第7話 | 危険なくして(得るものなし) | Not Without Danger | 43分 |
第8話 | ボビー・グラスによる福音書 | The Gospel According to Bobby Glass | 43分 |
独特なタイトルだね
日本語にすると特にね
感想
「ジェントルメン」は第1話から面白くて、時間が許せば8話イッキに観たくなります。
冷静沈着な弟とバカな兄貴のコントラストは最高!
物語はテンポ良く進み、スーツやドレスなどの着こなしはお洒落でカッコいい。
登場するクラシックカーやスポーツカーもカッコ良くて音楽もいい、いろんな角度から楽しめる作品になっています。
自信をもってお勧めできるドラマであり、多くの人に観てもらいたい作品と言えるでしょう。
エディ・ホーニマン
父の死によって兄を差し置いて公爵となった“エディ”は、大麻ビジネスを知っても冷静に対応しています。
バカな兄貴を危険を犯しても助け、目の前で人が殺されても取り乱しません。
ドラマを観ていると「彼がどんな選択や決断をするのか」というのが、第1話から最終話の最後まで目が離せなくなります。
本来は真面目で正義感があり家族想いでもあるエディですが、「大麻ビジネスから家族を守るために犯罪を重ねていく」という“矛盾”が面白いんですよね。
ビジネスの相棒である“スージー”とのコンビネーションも見どころです。
スージー・グラス
イギリスの大麻ビジネスの大物“ボビー・グラス”の娘であり、刑務所にいる父の代わりに大麻ビジネスを仕切っている“スージー”。
彼女もまた冷静沈着で、実質のボスとしての風格がある。
大きなブルーアイと高い鼻が印象的なスージーは、的確な判断とファッションもまた素晴らしい。
エディが大麻ビジネスから身を引かないように上手く立ち回ります。
決して無理強いしないところがいいんですよね。
このドラマのいいところの1つは、エディとスージーが男女の関係にならないところです。
スージーが魅力的であるためセクシーな描写を期待しつつも、あくまでビジネスパートナーであるのがいい。
それは、ドラマを観て感じてもらいたいです。
フレディ・ホーニマン
“フレディ”は最高です。第1話目から最高で最低な男なんです。
ヘマばっかりするダメな兄貴なんですが、エディは決して憎めないんでしょう。
フレディには笑わせてもらいました。
「ああいう男が一番苦労せずに幸せな人生を送るんだろうな」と思ってしまいましたね。
イーアイ イーアイ オー♪
コケー コッコ!
レディ・サブリナ
フレディとエディの母親である“サブリナ”ですが、このお母さんがまたいいんですよ。
非常に気品のある正にレディという感じで、彼女のファッションにも注目です。
とても寛大で素敵なお母様。そんなお母様にもある秘密があります。
是非とも注目して頂きたいキャラクターです。
スタンリー・ジョンストン
麻薬ビジネスの大物で大富豪の“スタンリー”は、あの「ブレイキング・バッド」で“ガス”を演じていた“ジャン・カルロ・エスポジート”です。
ここでも彼は裏から手を回し、エディたちのビジネスをを潰しにかかります。
あえて似たような設定で出てきたのは、やはり“ガイ・リッチーの遊び心”なのでしょうか。
どうしてもガスと重なって、もう一度「ブレイキング・バッド」が観たくなってきました。
個性的なギャングたち
個性的なギャングたちもこのドラマの魅力です。
とにかく怖過ぎる、表は牧師のギャングのボス“ゴスペル”
祈れば何してもいいのかよ!ってちょっと笑えますが、何をするかわからない怖さがあります。
キャンピングカーで暮らす一族ギャングのボス“JP”
子供ですら犯罪に使う彼らは、血の繋がりからか統率力があります。
敵にすると怖いですが、味方にすれば頼もしいかもしれません。
表は中古車ディーラーの“マーシー”
中古車にコカインを隠してビジネスをしている彼女は、ナタを振り回すかなり危険なサイコパスです。
関わらない方がいい相手ですね…
ジミー
スージーが管理していた頃から、大麻工場で管理を任されていた“ジミー”
癖のある英語を話すアジア系の彼は、馬鹿だけど愛すべきキャラクターです。
ヘマをしたジミーをスージーも強くは叱れません。
簡単にハニートラップにかかり、純粋に恋してしまうような男ですからね。
ボビー・グラス
スージーの父親であり、イギリスの大麻ビジネスの大物“ボビー”
その刑務所どうなってんだよ!と突っ込みたくなるような環境。
警備は一応いるものの、刑務所の敷地内で優雅に過ごしています。
日本人の専属料理人“カワサキさん”が美味しいステーキを焼いてくれます。
彼も受刑者なんですね。仮釈放が却下された理由が知りたい…
ITが発達した時代に、伝書鳩を使うところが面白いですね。
ジェフ・シーコム
ハルステッド家で長くグランドキーパーとして働く“ジェフ”は、エディも頼る存在であり警備的な役割もします。
怪我をした動物を保護して世話をする優しい彼ですが、多くの銃器を隠し持っているし秘密もあります。
エディたち家族が、とても頼りにし信頼している存在なのではないでしょうか。
ジェフとサブリナの会話が好き
“しー”秘密だよ
評価
Rotten Tomatoesでは、平均トマトメーター(批評家)74% 平均オーディエンススコア(観客)87%となっています。
metacriticでは、メタスコア(批評家)67/100 ユーザースコア(観客)7.0/10となっています。
どちらもユーザー評価の方が高くなっていますが、個人的には批評家よりユーザー評価が高い方が「面白い作品」だと思っています。
まとめ
ガイ・リッチーが監督するNETFLIXシリーズ「ジェントルメン」は、全8話のクライム・コメディです。
第1話からイッキ見したくなる面白さです!
大麻ビジネスを巡る“ジェントルマン”たちの争いを、クールかつ笑いを交えて描いた作品。
ファッションや音楽、さらに個性的なキャラクターたちが魅力のドラマです。
いろんな角度から楽しませてくれるこのドラマは、決してあなたを退屈させないでしょう。
馬鹿な兄貴フレディと賢い弟エディ、そして冷静沈着で切れ者のスージー、この3人を中心に繰り広げられるドタバタ劇。
海外でも非常に人気だったこの作品ですが、まだ“シーズン2”の製作は決定していません。
その前にシーズン1を観ちゃいましょう!
自信を持ってお勧めしたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました
“ノン・シーネ・ペリキュロ”