映画の感想は人それぞれです。
映画を観て何を思おうが観た人の自由です。
人によって「何を感じたか」が違うのもまた、映画の面白さではないでしょうか。
このシリーズでは、私の個人的な感想を自由に書きたいと思います。
なお、多少のネタバレが含まれますので、内容を知りたくない方は注意してください。
スパイ・アクション映画と言えば「ミッション:インポッシブル」
ドキドキ…ワクワク…
ミッション:インポッシブルとは
Amazon.co.jpより
ミッション:インポッシブル(Mission : Impossible)は、1996年公開のアメリカのスパイ・アクション映画。
STORY
CIAの極秘諜報部隊“IMF”に所属するイーサン・ハントは、プラハでの任務中に罠にはまり自分以外のチームメンバーは全滅。ひとり生き残ったハントは濡れ衣を着せられ逃亡し、身の潔白のため真犯人を探す。
テレビドラマシリーズ「スパイ大作戦」(1966-1973年)をベースに製作された。
印象に残るテーマ曲とハラハラドキドキさせるアクションで大ヒット。
その後、シリーズ化され大人気シリーズとなる。
第1作目の監督は「キャリー」や「アンタッチャブル」を手掛けた、ブライアン・デ・パルマが務めた。
公開年 | タイトル | 監督 |
---|---|---|
1996年 | ミッション:インポッシブル | ブライアン・デ・パルマ |
2000年 | M:I-2 (ミッション:インポッシブル2) | ジョン・ウー |
2006年 | M:I:Ⅲ (ミッション:インポッシブル3) | J・J・エイブラムス |
2011年 | ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル | ブラッド・バード |
2015年 | ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション | クリストファー・マッカリー |
2018年 | ミッション:インポッシブル/フォールアウト | クリストファー・マッカリー |
2023年 | ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE | クリストファー・マッカリー |
IMFとは
CIA(Central Intelligence Agency)の極秘諜報部隊
IMF(Impossible Missions Force) つまり、不可能な作戦を遂行する部隊
CIA(アメリカ中央情報局)は実在するが、IMFは架空の諜報機関である
今回は珍しく劇中に会話があり、IMF(国際通貨基金)ではないと言っています。笑
不可能な作戦をIMFチームがいかに攻略するかが、この映画の見どころですよね。
主演
トム・クルーズ(イーサン・ハント役)
本名トーマス・クルーズ・メイポーサー4世は、ニューヨーク州シラキュース出身の俳優、映画プロデューサー。
学生時代はレスリングに熱中し、高校生の頃に演劇に興味を持つ。
映画「卒業白書」で注目され、1986年公開の「トップガン」で世界的スターとなる。
1989年の「7月4日に生まれて」と1996年の「ザ・エージェント」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
1999年の「マグノリア」では、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、名実ともに一流俳優となる。
「カクテル」「レインマン」「マイノリティ・リポート」「ラストサムライ」「ミッション:インポッシブル」シリーズなど、数々のヒット作を持つハリウッドを代表するトップスター。
1992年には、映画プロデューサー“ポーラ・ワグナー”と共にパラマウント映画内に「クルーズ/ワグナー・プロダクションズ」を設立した。
1996年公開の「ミッション:インポッシブル」では、初めて映画プロデューサー業に進出している。
どんなアクション映画でもスタントマンは使わず、自ら全てのスタントをこなし車やバイクの運転技術は“セミプロ級”で飛行機も操縦できる。
来日回数も多くファンサービスは旺盛で、日本語吹替を担当している“森川智之”はトム公認の声優である。
“ミミ・ロジャース”や“ニコール・キッドマン”と結婚したが離婚。“ペネロペ・クルス”との交際(不倫)を経て、“ケイティ・ホームズ”と結婚したが離婚した。
ニコール・キッドマンとの間に養子が2人いて、ケイティ・ホームズとの間に娘の“スリ・クルーズ”がいる。
中学生の頃に初めて観た「トップガン」は、めちゃくちゃカッコよくて何度も観ています。
それ以降、トム・クルーズの映画はだいたい観ていると思います。
2022年公開の「トップガン:マーヴェリック」は最高でした!
どんなアクションでもスタントマンは使わず、自らスタントを行うというこだわりは有名ですね。
今回の「デッドレコニング」でも、かなりアクションへのこだわりを見せています。
トムももう61歳だよ
それであのアクションは凄いね!
映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「ミッション:インポッシブル」公式Xより
2023年公開のシリーズ7作目となる「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
STORY
ロシアの潜水艦「セヴァストポリ」は、高度なAIシステムを用いた推測航法(デッドレコニング)を試みていた。しかし、この新型AI“エンティティ”が自我を持ち潜水艦を沈没させる。イーサンは全人類の脅威になるであろう“エンティティ”の破壊のため、その制御キーを追跡し世界中を駆け巡る。
「PART ONE」とあるように、この作品は2部作になっています。
「ワイルド・スピード」といい、最近はこういうのが流行っているのでしょうか…
しかも、前編だけで2時間43分もあります。
当初は、7作目と8作目を2021年と2022年に連続公開する予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で2023年と2025年に延期されました。
航行した経路や距離、偏流、起点などから、過去や現在の位置を推測しながら行う航法
ローマ・スペイン広場
偶然にもこないだ観た「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」と同じく、ローマ市街地でのカーチェイスシーンがあります。
同じスペイン広場の階段を下ったので、反応して少し笑ってしまいました。
「ミッション:インポッシブル」といえばカーチェイス。
過去に元レーサーからドリフトを教わっているトムは、これまで何度も危険なカーアクションに挑んできました。
ローマでは、片手をグレース(ヘイリー・アトウェル)と手錠で繋がられている状態でドリフト走行します。
ローマ市街地のカーチェイスは、ワイスピより良かったのではないでしょうか。
ありゃ凄いドライビングテクニックだね
トム様すごい!
水の都・ヴェニス
ヴェネツィアでは夜のシーンのみで、追跡と格闘のシーンです。
「ミッション:インポッシブル」名物である“トムの全力疾走”
61歳、撮影当時は57歳ぐらいでしょうか。いつものフォームで変わらない全力疾走を見せてくれます。
いやー素晴らしい!
あれを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか!?
格闘はそれぞれの役者がトレーニングをし、異なったスタイルで闘います。
ひとつひとつのシーンに細かなこだわりを感じます。
ノルウェー
今回の最大の見せ場であり、トム・クルーズ史上最も危険なスタント
撮影されたのは、ノルウェーのロムスダール渓谷にある「トロールの壁」と呼ばれる断崖絶壁です。
予告編で観たことある人は多いでしょう。
バイクで断崖絶壁から飛び出し、ベースジャンプをするシーンです。
映画ではほんの数分のシーンなんですが、トムやマッカリー監督と撮影チームは何年もかけて計画しました。
このシーンのためにトムは、500回以上のスカイダイビング、13,000回以上のモトクロスジャンプなど、念入りに準備を重ねてきました。
失敗は許されない命に関わるシーンですから、何度も繰り返してテストする必要があります。
とはいえ、57歳でここまでやるとは…トムの映画への執念を感じますね。
キリングブルー
“キリングブルー”と呼ばれるノルウェーのラウマ渓谷にある鉄道橋
ここでクライマックスシーンが撮影されました。
鑑賞後に知ったんですが、まさか電車の屋根の上での格闘シーンは、本当に走ってる電車の上で撮影されたと。
そのために撮影用の電車をわざわざ作り、100km近いスピードで走る電車の屋根の上での格闘シーンをリアルに撮影しました。
恐るべしトムのリアルへのこだわり!
さすがに落下しそうな車両の電車内はCGでしたが、ドキドキさせられました。
そして、最後に橋から実際に列車を落下させます。
チーム・イーサン
シリーズお馴染みのメンバーと新メンバー
名前 | 所属 |
---|---|
イーサン・ハント | IMFエージェントでありチームリーダー |
ルーサー・スティッケル | IMFコンピューター技術者でイーサンの長年の親友 |
ベンジー・ダン | IMFテクニカルフィールドエージェントで昔からのチームメンバー |
イルサ・ファウスト | 元イギリス秘密情報部 MI6エージェント |
グレース | アブダビ空港でイーサンと出会った泥棒で、チームと共に行動することになった |
ルーサーとベンジー
お馴染みのルーサーとベンジーが出てくると、なんだか安心しますね。
二人の掛け合いは面白くて好きです。
ルーサーやベンジーのナビゲーションあってのイーサンです。
ベンジーの爆弾解除シーンはハラハラしました。
イルサ・ファウスト
「M:I /ローグ・ネイション」から登場した美人MI6エージェントのイルサ
前作の「フォールアウト」にも登場します。
彼女はヴェネツィアで見事な格闘を披露しますが…
残念です…もしかしたら…PART TWOに…
グレース
イーサンは新しく登場したグレースに翻弄(ほんろう)されます。
確かに、いきなり空港で出会ったイーサンをそう簡単には信用できませんよね。
「デッドレコニング」の鍵を握るのは彼女の行動です。
グレースが今回のキーパーソンだね
上手いこと言ったね
まとめ
シリーズ7作目となった「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
2部作となっており、後編は2025年の公開予定です。
今回の前編は2時間43分あり途中で少し退屈になりますが、後半はハラハラドキドキの展開になります。
トム・クルーズのアクションへのこだわりや撮影秘話を知ると、さらにこの映画が面白く感じるでしょう。
リアルにこだわり命懸けのスタントに挑むトム、身体がいうことを効かない年代。
それでもオーディエンスを喜ばすために全力を尽くす。
トム・クルーズ史上最も危険なスタントを是非ご覧ください!
ワイスピのファイヤーブーストと同様に、「M:I /デッドレコニング」も本番は次回作です。
今回のアクションも十分に凄いんですが、どうしても更なるアクションを期待してしまいますね。
個人的には「ローグ・ネイション」が一番好きです。
バイクチェイスのシーンは最高に素晴らしい!
「PART TWO」でトムがどんな驚きを与えてくれるのか楽しみですね。
その前に過去作を観直して待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました
トム様がんばれー!
追記
SCREEN ONLINEより
2024年11月11日に、後編となる「ミッション・インポッシブル/ファイナル・レコニング」の公開日の発表と予告編が解禁されました!
公開日は、2025年5月23日(金)で日米同時公開です。
楽しみだねー!
まあまあ、先だなぁ…