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ケロねっこ
冒険Lv.7
2023年11月にブログ開設。
Web知識はスライムレベル。
映画や海外ドラマ、商品レビューを中心に書いています。正直な感想を述べているので参考にしてください。
少しでも読んで頂いた方の役に立てればと思います。

NETFLIXシリーズ「BEEF/ビーフ」レビュー

ケロねっこの海外ドラマレビュー「BEEF/ビーフ」

2023年の4月6日にNETFLIXで配信されたブラックコメディドラマ「BEEF/ビーフ

アメリカのテレビ界のアカデミー賞である“エミー賞”を8部門受賞し、“ゴールデングローブ賞”では3部門を受賞しました。

数々の話題を呼んだこの作品ですが、私は最近までその存在すら知りませんでした。

あの有名な辛口映画評価サイトロッテントマト”の評価は、なんとトマトメーター98と非常に高評価だったのです。

全10話で1話30分強ミニシリーズということもあり、サクッと観てみることにしました。

チャミン

ビーフって…牛肉?

ケロねっこ

不満」や「文句」ていう意味もあるんだよ

ANGER
目次

NETFLIXシリーズ「BEEF/ビーフ」

NETFLIX公式Xより

BEEF/ビーフ(邦題:BEEF/ビーフ〜逆上〜)は、映画製作・配給会社“A24”が製作しNETFLIX配信のアメリカのコメディドラマ・テレビミニシリーズ。

STORY
仕事が上手くいかず崖っぷちの工事事業者ダニーは、ビジネスに成功し素敵な家と家族がある女性エイミーと些細なことで言い合いになる。怒りが収まらない二人は、そのまま公道であおり運転合戦を繰り広げる。その後も二人のいがみ合いはどんどん加速し、やがて周りの人たちの人間関係や人生をも巻き込んでいく。

監督:ジェイク・シュライアー、HIKARI、イ・サンジン
視聴時間:30〜39分

チャミン

ウォーキング・デッドの“グレン役”の人だ!

ケロねっこ

女の人は“コメディアン”らしいよ

A24

A24(エートゥエンティフォー)は映画業界出身の3人によって、2012年に設立されたアメリカのインディペンデント系エンターテインメント企業。

ニューヨークを拠点とし、映画やテレビ番組の制作・出資・配給を専門としている。

A24はアートワークを重視しているため、センスが良くお洒落な作品が多い。

映画祭などで世界の将来性のある若手監督を見つけてきて、彼らに“自由に撮らせる”など攻めた作品作りをするのも特徴のひとつ。

2016年「ムーンライト」2017年「レディ・バード」2023年「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」など、多くの賞レースで注目され受賞をする作品を生み出している。

A24”という名前は、設立者の一人ダニエル・カッツがイタリアの高速道路「アウストラーダA24」を走行中に構想を思いついた事に由来する。

エピソード

スクロールできます
No.日本語タイトル英語タイトル時間
鳥は歌わず、痛みにうめくThe Birds Don’t Sing, They Screech in Pain39分
生きる喜びThe Rapture of Being Alive33分
心に巣くう叫び声I Am Inhabited by a Cry35分
一度に全部は無理でもJust Not All at the Same Time36分
奥深くに隠れた生き物Such Inward Secret Creatures34分
誰もが魔法の円を描くWe Draw a Magic Circle36分
私は鳥かごI Am a Cage37分
最初に選んだ物語The Drama of Original Choice35分
偉大なる製作者The Great Fabricator30分
10光の形Figures of Light33分

登場人物

スクロールできます
名前役者名説明
ダニー・チョースティーブ・ユァン何事も上手くいかない韓国系アメリカ人の男性(主人公)
エイミー・ラウアリ・ウォンいくつかの事業で成功している中国とベトナムの血を引く女性(主人公)
ジョージ・ナカイジョセフ・リー日系の彫刻家でエイミーの夫
ポール・チョーヤング・マジノいつも何も考えずに行動するダニーの弟
アイザック・チョーデイヴィッド・チョーダニーとポールの従兄弟で刑務所から釈放されたばかり
中井フミパティ・ヤスタケジョージの母親
ジョーダン・フォースターマリア・ベロホームセンターチェーン店のオーナーで大富豪
ナオミアシュリー・パークジョーダンの義理の妹でエイミーの隣人
ミアミア・セラフィーノエイミーの会社の従業員
ジューンレミー・ホルトエイミーとジョージの娘
エドウィンジャスティン・H・ミン韓国の教会の賛美指導者でヴェロニカの夫
ヴェロニカアリッサ・ギヒ・キムダニーの元恋人でエドウィンの妻
チャミン

アメリカのドラマなのにアジア系の役者ばっかりなんだね

ケロねっこ

でも人種問題がテーマではないんだよね

LAの道路から見えるハリウッドの看板

感想

このドラマは、“面白かった”という人と“観ていてしんどかった”という人に別れると思います。

単純に「些細なことでいがみ合う二人」のブラックコメディとして観れば面白いだろうし、「いつまでもいがみ合う二人を観ているとしんどい」と思う人もいるでしょう。

最初のきっかけが、「駐車場でバックしたらぶつかりそうになった」という“些細なこと”ですからね。

お互い、もしくはどちらかが冷静になって引けば終わる話をずっと引っ張っている。

観ていると“もういいじゃん”という気持ちに誰もがなると思います。

些細なことから始まり、人がどんどん不幸になっていく物語。

ある意味これは誰にとっても“いい教訓になる”ドラマだと思います。

ダニー・チョー

ダニーはおせっかいで、根はいい奴だと思います。

カッとなりやすいが、例えば子供を傷つけるかもしれないとなるとすぐ冷静になれる。

本当はくだらないから終わりにしたいが、相手に煽られるとまたやり返してしまう

運が悪いのか何なのか、上手くいかないことで自暴自棄になっている気がします。

ダニーが教会で歌を歌っていましたが、ダニー役の“スティーブ・ユァン”は歌が上手いんですね。

終始感情が不安定で演じるのは大変だったと思いますが、見事にこの作品でエミー賞の主演男優賞を受賞しました。

エイミー・ラウ

エイミーは顔が腹立ちます。笑

あの顔で煽られたら、けっこうムカつきそうです。

彼女のクラクションと“The Finger”(中指立て)が、そもそもの事の発端でしょう。

あのクラクションの鳴らし方には悪意があるし、わざわざ停まって中指を立てる必要はないと思います。

ビジネスで成功し素敵な家も建てたのに、夫との問題があるからストレスであんなことをしたのでしょうか。

しつこいし平気で嘘をつくズルい女で、観ていてイライラしてきました。

ムカつく女を見事に演じた彼女もまた、エミー賞の主演女優賞を受賞しました。

ポール・チョー

ダニーの弟ポールは、馬鹿だから笑えます。

仮想通貨で簡単に億万長者になれると思っているし、出会い系アプリでやすやすと騙される。

考えもせず、直ぐに行動するから失敗する。

ダニーはそんな弟が可愛くて、自分が側にいないとダメだと思っていたんでしょう。

本人は自立したいと思っていたんでしょうが、人生を舐めているから無理でしょうね。

チャミン

ポールは身体ばっかり鍛えちゃってね

ケロねっこ

頭悪いんだよな〜

ジョージ・ナカイ

玉の輿に乗った、自称芸術家の専業主夫です。

やっぱり2世は才能がなくダメですね…。

子供を大切にするいい夫のようですが、浮気を“魂いの繋がり”と言う。

最後にはやらかしてくれましたが、彼の馬鹿っぷりはけっこう笑えました。

アイザック・チョー

アイザックは口が達者で顔も広いので、真面目に働けば成功できそうな男です。

しかし、コツコツ仕事をするタイプではありません。

すぐに手を出すし、手っ取り早く稼ぎたいと思うタイプ

仲間想いでいい奴なんですが、シャバに出てもまた犯罪を繰り返すような男です。

この作品は各エピソードのタイトルバックに独特なが描かれているんですが、それを描いているのがアイザック役の“デイヴィッド・チョー”なんです。

そんな彼はポッドキャストで、マッサージの際に施術している女性に“オーラルセックスを強要した”というエピソードを話して炎上していました。

チョーは“作り話”だと否定していましたが、そう簡単には収まらなかったようです。

アンガーマネジメント

このドラマは、“感情に任せて行動してもいい結果は生まれない”ということを描いていると思います。

一瞬カッとなっても一呼吸おけば、怒りは抑えることができます。

Anger Management”(アンガーマネジメント)は非常に大事ですよね。

怒りや復讐といった誰かを憎む感情は、周りの人間にも影響を与えるのでしょうか。

この作品では憎しみの感情を持ったダニーとエイミーの周りの人間が、伝染するかのように次々と不幸になっていきます。

何か波長というか周波数的なものが、周りに影響を与えるのかもしれません。

話し合い

ダニーとエイミーは、ちゃんと話し合いをする必要がありました。

試みようとしたんですが、どちらかが煽ればもう一人もそれにのってしまう。

お互いがどんどん「マイナスの方向に向かっている」のをわかっていながら止められない。

冷静に話し合ってお互いを知れば、怒りは収まり和解できる。

最終的にこの物語は、それを我々に教えてくれます。

チャミン

話し合いは大事だよね

ケロねっこ

人は話せばわかるからね

バーガーキングのロゴ

私の体験

私も“ROAD RAGE”(ロードレイジ)とまではいきませんが、運転のことで見知らぬ人と言い合いをしたことがあります。

20代前半でロサンゼルスに住んでいた頃、このドラマの舞台と同じ“LA郊外”での出来事です。

私が広い交差点で左折待ちをしていて、信号が黄色から赤になるギリギリぐらいで左折しました。(アメリカは右側通行)

その時に、直進してきた車とあわや接触しそうになったんです。

危なかったなぁ」と思っていると、さっき接触しそうになった車が猛スピードで私を追いかけてきました。

そこが目的地だったのか覚えていませんが、私は近くの駐車場に入り車を停めました。

すると、メキシコ系アメリカ人っぽい男が降りてきて「あぶねーだろ!」と言ってきたので「信号は赤だっただろ!?」と返しました。

その男は「いや、黄色だった」と言います。

そのまま続けても“水掛け論”になるだけだと私は思ったし、相手も私が日本人ということで“話があまり通じてない”と感じたのか、それ以上は口論することなく終息しました。

彼は隣に彼女を乗せてるのに、わざわざ私を追いかけてきましたからね…

まさに、何も考えずに“怒り”という感情に任せた行動です。

BEEF/ビーフ」を観て、この出来事を思い出しましたよ。

ROAD RAGEとは

ロードレイジとは、車の走行時の追い越しなどに対して“あおり運転”や“進路妨害”などの報復行為をすること

評価

Rotten Tomatoes(ロッテントマト)では、トマトメーター(批評家)98 オーディエンス(観客)87と、かなりの高評価です。

metacriticでも、メタスコア(批評家)86/100 の“MUST-WATCH” ユーザースコア(観客)7.6/10と、こちらも高評価です。

どちらも批評家の評価が特に高いという結果になりました。

アジア人とか関係なく、誰もが陥るかもしれない出来事だからでしょうか。

非常に“いい教訓”になっていると、視聴した多くの人が感じるでしょう。

シーズン2

BEEF/ビーフ」はシーズン2の製作が既に決まっているらしく、プロデューサーのイ・ソンジンキャストを集めているようです。

その中には、“ジェイク・ギレンホール”や“アン・ハサウェイ”の名前も上がっている。

どうやらシーズン2は、シーズン1のような展開ではなく2組のカップルに芽生えた確執”を描いた作品になるみたいです。

SHOGUN 将軍」と同じように“リミテッド・シリーズ”の予定が、予想外の大ヒットにより続編の製作が決定したんだとか。

楽しみに完成を待ちましょう!

赤いTOYOTA TACOMA

まとめ

日常に起こりうる“不満”や“文句”をテーマに、あおり運転がきっかけで不幸が連鎖していく物語。

ブラックコメディ・ドラマ「BEEF/ビーフ」は、NETFLIX見放題となっています。

全10話のシーズン1ですが、1話30分ちょっとの“ミニシリーズ”なので気軽に観れます。

サクッと1日か2日ぐらいで観れてしまうので、お休みの日にでも観てみてください。

エミー賞8部門ゴールデングローブ賞で3部門の受賞を始め、数々の賞レースでノミネートされ受賞をしています。

誰もが陥るかもしれない状況感情のコントロールなど、このドラマを観て“考えること”や“気づくこと”はたくさんあると思います。

アンガーマネジメント”や“話し合い”の大切さに気づくでしょう。

彼らの終わりなき“報復行為”にしんどくなるかも知れませんが、とにかく結末まで観てもらいたい。

そして、彼らのようにならないように“教訓”として覚えておきましょう。

ぜひ、一度ご視聴してみてはいかがでしょうか!

ケロねっこ

最後まで読んでいただきありがとうございました

チャミン

怒り”は一時的な意識状態にすぎない

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ケロねっこの海外ドラマレビュー「BEEF/ビーフ」

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