2024年12月13日にNETFLIXで、映画「セキュリティ・チェック」が配信されました。
なんか…イマイチそそられないタイトルです。
ですが、「キングスマン」シリーズの“タロン・エガートン”が主演ということで…なんとなく観てみることにしました。
ダサいタイトル…
原題も似たようなもん
映画「セキュリティ・チェック」
NETFLIX公式Xより
セキュリティ・チェック(原題:CARRY-ON)は、2024年公開のアメリカのアクションスリラー映画。
STORY
クリスマスイブの夜、ある男が猛毒の神経ガス「ノビチョク」を手に入れた。男はキャリーケースに入ったノビチョクを持ち、飛行機に乗るため空港へと向かった。一方、ロサンゼルス国際空港でTSA (アメリカ国土安全保障省)として働く“イーサン・コーペック”は、何者かに手荷物検査を通過させろと指示を受ける。従わなければ恋人の命はないと脅され、イーサンは指示通りに動きつつも神経ガスを機内に持ち込ませないように機会を狙う。
監督:ジャウマ・コレット=セラ
視聴時間:119分
“ブレイキング・バッド”のあの人だ!
“オザークへようこそ”のあの人だ!
主演
タロン・エガートン(イーサン・コーペック役)
タロン・デヴィッド・エガートンは、イングランド出身のウェールズ人俳優。
2011年にTVドラマでキャリアをスタートし、2014年映画「キングスマン」で知名度を上げる。
2016年「SING/シング」のジョニー役で第77回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
2019年エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画「ロケットマン」で主演を務めた。
タロン・エガートンは、Apple Original Film「テトリス」で初めて認識しました。
その後に「キングスマン」シリーズ観て、面白かったので今作も観てみることにしました。
キャスト
役者名 | 役名 | 説明 |
---|---|---|
タロン・エガートン | イーサン・コーペック | ロサンゼルス国際空港(LAX)で、アメリカ国土安全保障省(TSA)として働いている |
ジェイソン・ベイトマン | パッセンジャー(名前不明) | 猛毒神経ガス「ノビチョク」を使用した犯行計画の主導者で、その正体は不明 |
ソフィア・カーソン | ノラ・パリージ | イーサンの恋人で、LAXで働く航空会社の運営マネージャー |
ダニエル・デッドワイラー | エレナ・コール | ロサンゼルス市警の刑事で、空港の異変に気づき犯人を追う |
ローガン・マーシャル・グリーン | ジョン・オルコット | アメリカ国土安全保障省(DHS)の捜査官だが… |
ディーン・ノリス | フィル・サーコウスキー | イーサンの上司の上級運輸保安官 |
シンカ・ウォールズ | ジェイソン・ノーブル | イーサンの同僚で、彼と手荷物検査の責任者を交代した |
トナティウ・エリザララズ | マテオ・フロレス | イーサンと同じく脅されて、ノビチョクの入ったケースを運ばされている |
アダム・ステフェンソン | ジェシー | マテオのパートナーで、人質として捕まっている |
テオ・ロッシ | ウォッチャー | 犯行チームのメンバーで、監視カメラを操作し空港内を監視している |
ジェイソン・ベイトマンは、NETFLIXシリーズ「オザークへようこそ」の主役“マーティ・バード”を演じていた役者です。
どこかで見たことのある顔だなと思っていましたが、悪役をやっていることに驚きました。
ディーン・ノリスは、名作ドラマ「ブレイキング・バッド」のウォルターの義理の弟“ハンク・シュレイダー”を演じていました。
「ブレイキング・バッド」でDEA(アメリカ麻薬取締局)を演じていた彼は、こういう保安官みたいな役が似合いますね。
感想
どうやって危機的状況を回避するのかと、なかなかハラハラさせられました。
めちゃくちゃ面白い…とは言いませんが、けっこう面白かったです!
すっかり「キングスマン」のイメージがついた“タロン・エガートン”ですが、今回は一般人なので奇跡的な回避はできません。
彼が危機的状況を打破するために“どんな選択をするのか”と、非常に興味深く視聴することが出来ました。
イーサン
警察学校の試験に落ち、すっかり野心をなくしてしまったイーサン。
彼女に痛いところをつかれ、やる気が芽生えてきた。
そこから、イーサンの“運命の歯車”は狂い出します。
見知らぬ男から指示を出され、素性を把握され監視カメラで全てを見られている。
誰にも助けを求められず、恋人を守るためにも従うしかない。
あそこまで行動を読まれてしまったら、どうしようもないし怖過ぎますよね。
イーサンめっちゃ空港内を走っていました。
名無しの犯人
“ジェイソン・ベイトマン”演じる…名無しの犯人。
髪が長かったためパッと見わかりませんでしたが、「オザークへようこそ」の“マーティ”でした。
当初の予定では“ジェイソン・ノーブル”がターゲットでしたが、実際にそこにいたのはイーサンだった。
予想外の出来事が起きたにも関わらず、冷静にターゲットを切り替えて対応するところがプロフェッショナルです。
イーサンに不意を突かれても、直ぐにまた優位に立つように仕向ける。
非常に頭の回転が速くスマートな犯人です。
「オザークへようこそ」然り、ベイトマンは頭のいい人の役がハマる。
彼の“悪役”が観れて良かったし楽しめました。
ノラ
イーサンの恋人で、妊娠もしているノラ。
彼女を演じている“ソフィア・カーソン”は知りませんでしたが、アメリカで歌手もしているようです。
正直…あまりパッとしませんでした…。
フィル
イーサンの上司であり、上級運輸保安官のフィル。
演じている“ディーン・ノリス”は、「ブレイキング・バッド」でお馴染みの“ハンク”です。
制服を着て、部下に指示を出す姿が似合います。
彼の活躍を観たかったんですが、呆気なく…残念でした。
イーサンが何とか彼に助けを求めて、一緒に“犯人に立ち向かう”という展開も観てみたかったです。
タイトル
この映画の日本語タイトル「セキュリティ・チェック」って、ちょっとダサくないですか?
もっといいタイトルがあったのではないかと…たまにそういう映画があります。
原題は「CARRY-ON」で、おそらく機内に持ち込む小さめの荷物(Carry-on luggage)のことだと思います。
映画では、小さめのキャリーバッグに“ノビチョク”が入っていたので…間違いないでしょう。
そもそも原題がイマイチなので、日本語もそうなってしまったのか!?
でも、過去には「First Blood」を「ランボー」という名タイトルに変え、2作目から原題にもランボーが採用されました。
“邦題”は基本的に配給会社の日本支社だったり、映画を買い付けた配給会社が決めるようです。
てことは、この映画は“NETFLIX JAPAN”が決めたのでしょうか?
アクション
ほぼほぼ、空港内で話は展開していきます。
大掛かりなアクションはなく、“アクションスリラー”ということで…ドキドキする展開に趣を置いている。
カーアクション的なものはありますが、おそらくCGでしょう…。
たいしたアクションはないものの、猛毒の“神経ガス爆弾”の爆発をどう防ぐかという結末が気になり目が離せなくなります。
派手なアクションが観たい人には向いていませんが、ドキドキハラハラしたい人にはいいかもしれません。
評価
Rotten Tomatoesでは2024年12月20日現在、トマトメーター(批評家)85% ポップコーンメーター(観客)58%
metacriticでは、メタスコア(批評家)68/100 ユーザースコア(観客)5.9/10
IMDbでは、IMDbレーティング6.6/10 ユーザー評価6.6/10
全体的に、ユーザー評価が低めとなっています。
ドキドキしながらも驚くような展開もなく、無難な着地をしてしまったからでしょうか。
“ジェイソン・ベイトマン”は、割と好評だったみたいです。
まとめ
2024年12月13日にNETFLIXより配信された、映画「セキュリティ・チェック」
主演は「キングスマン」シリーズの“タロン・エガートン”で、彼を操る犯罪者役は「オザークへようこそ」の“ジェイソン・ベイトマン”です。
TSA(アメリカ国土安全保障省)の職員である“イーサン”が、突然見知らぬ男に支持され「従わなければ彼女を殺す」と脅される。
彼らの目的は、猛毒の神経ガス「ノビチョク」を飛行機内に持ち込むことだった。
イーサンは彼女も含めた多くの人たちの命を救うために、犯人の指示に従いつつも状況を打破するチャンスを伺う。
大掛かりで派手なアクションはないものの、ハラハラさせられるアクションスリラーです。
ぜひ、視聴してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます
メリー・クリスマス