アメリカで2023年に、日本では2024年に公開された映画「サウンド・オブ・フリーダム」
現実の世界で起こっている“児童人身売買”の闇に挑んだ、ある男の実話を基に製作された作品。
様々な問題から、公開までに5年もかかってしまった映画。
“人身売買”が巨大なビジネスとして君臨しているという現実ゆえに、いろんな方面から妨害などを受けたのだろう。
製作総指揮には“メル・ギブソン”の名があります。
彼は10年以上前から「ハリウッドの闇」や「ペドフィリア」、「児童人身売買」などについて暴露している。
純粋な子供たちが、汚れた大人たちによって非人道的な扱いをされるのは絶対に許せない。
この作品は観なければいけない、観るべき作品だと思っていました。
U-NEXTでレンタル視聴が可能になっていたので、ついに観ることとなりました。

Sound of Freedom



“自由の音”か…


映画「サウンド・オブ・フリーダム」
映画「サウンド・オブ・フリーダム」公式Xより
サウンド・オブ・フリーダム(原題:Sound of Freedom)は、2023年(日本は2024年)公開のアメリカのスリラー・ドラマ映画。
“児童人身売買”や“性的虐待”など、犯罪組織の犠牲となった少年少女を救い出すために、危険を冒して任務に挑んだアメリカの捜査官“ティム・バラード”の実話を基に描かれたドラマ。
STORY
アメリカ国土安全保障省の捜査官“ティム・バラード”は、性犯罪組織の犠牲となった少年少女の捜査をしていた。ある少年を救い出したティムは、特別な許可をもらい南米コロンビアに単独潜入し事件をさらに追求する。現地でティムは情報を集め、訳あり前科者の“バンピロ”や資産家“パブロ”、地元警察の“ホルへ”らと共に大規模な囮作戦を計画する。やがてティムのミッションは、自らの命を懸けた危険なものになっていく。
監督:アレハンドロ・モンテベルデ
上映時間:131分



誘拐の映像が怖い…



これが現実に起こってるからね…
ティム・バラード
本名:ティモシー・バラードは、アメリカ・ユタ州プロボ出身のカリフォルニア育ち。
高校卒業後に末日聖徒イエス・キリスト教会の会員として2年間チリで宣教師活動をした。
その後、ブリガム・ヤング大学でスペイン語と政治学の学士号を取得。
ミドルベリー大学(元モントレー国際大学院)で国際政治学の修士号を主席で取得した。
2013年に非営利団体Operation Underground Railroad(OUR)を設立し、人身売買組織から子供を救う活動を始めた。
ドナルド・トランプ大統領からホワイトハウスの人身売買対策諮問委員会に招待された。
2023年に自身の団体の複数の従業員からセクハラや精神的操作、グルーミング、性的違法行為で告発され、OURのCEOを辞任した。
家族は妻のキャサリンと9人の子供がいて、そのうち2人はハイチでの任務より養子に迎えた子である。
映画はティムを英雄のように描いていますが、どうやらOURの活動も以前から疑問視されていたようです。
活動内容が神話レベルに大きく盛られており、事実とはかなりのギャップがあると指摘されていました。
しかし、児童人身売買から子供たちを救ったのは事実です。
巨大ビジネスである人身売買、組織にとってティムは邪魔者でしかありません。
権力者に多いと言われるペド(小児性愛者)を使って裏工作をして、彼をセクハラなどで告発するのは容易かもしれない。
ティム自身も告発を否定して、「これらは私と弱い立場にある子供たちの人身売買と搾取を終わらせるために、私たちが築いてきた運動を破壊するために仕組まれた根拠のない作り話だ」と述べています。
真相はわかりませんが、彼が去った後もOURは救出活動を継続しているのでしょうか…。
キャスト
役名 | 役者名 | 説明 |
---|---|---|
ティム・バラード | ジム・カヴィーゼル | アメリカ国土安全保障省の捜査官 単独でコロンビアに潜入し、危険な任務に身を投じていく |
キャサリン・バラード | ミラ・ソルヴィノ | ティムの妻で、家族として彼を支える |
バンピロ | ビル・キャンプ | 犯罪組織の資金洗浄をしていた男 ある出来事をきっかけに心を入れ替え、子供を買い自由を与えている |
パブロ | エドゥアルド・ヴェラステーギ | 不動産業で成功した資産家で、ティムの救出活動に協力する |
ホルへ | ハビエル・ゴディーノ | コロンビアの地元警察の男で、ティムの救出活動に協力する |
ロシオ | クリスタル・アパリシオ | ミゲルの姉で、弟と共に誘拐され性奴隷となり売られてしまう |
ミゲル | ルーカス・アビラ | ロシオの弟で、姉と共に誘拐されペドの道具にされる |
ジゼル | イェシカ・ペリーマン | 元ミスコン女王の女で、ロシオたちを騙して誘拐する |
ロベルト | ホセ・ズニーガ | ロシオとミゲルの父親 |


感想
人身売買が巨大なビジネスであり、多くの子供たちが奴隷となっていることは知っていました。
しかし、それを映像で見せられると非常に心が痛みます。
世の中の事など何も知らない純粋な子供たち、そんな彼らを親から引き離し性奴隷として売り飛ばす。
人身売買組織はお金のため、買った者は性的欲求を満たすため。
こんなことが今この瞬間にも世界のどこかで起きていると考えると…とても胸が苦しくなる。
冒頭に、子供が誘拐される実際の防犯カメラ映像と思われるものが流されます。
なぜこんなことが出来るのか…いきなりショックを受けてしまう。
せっかくこの世に生を受けたのに、こんな道具のように扱われるなんて…非人道的で余りに酷過ぎる。
子供たちの哀しい目を見る度に、胸が苦しくて泣けてきました。
救出作戦はとても緊張感があり、「お願いだから成功してくれ」と祈ってしまうほど。
最後にテロップで表示される現状がまた衝撃的でした。
ティム
アメリカ国土安全保障省の捜査官のティム。
映画では政府機関の捜査官ですが、実際は非営利団体Operation Underground Railroad(OUR)のCEOです。
非常に正義感の強い男で、捜査官を辞めてまで子供たちを救うためにコロンビアに留まる。
自分の子と同じ年の子が誘拐されて酷い目に遭っているとなれば、確かに居ても立っても居られないかもしれない。
かなり無謀な潜入ですが、映画ですからエンターテインメント性を追加しているのでしょう。
あんなジャングルの奥地にいるということは、コカイン製造ではないでしょうか。
そんなことに小さな子を労働力として使うとは…。
人の命を何とも思わないような奴らが、感染症は怖がるというのも皮肉な話です。
同情を誘うようなティムの顔のアップが少し気になりましたが、彼が強い正義感のもとで使命として救出活動をしていることは伝わりました。
演じた“ジム・カヴィーゼル”は、「パッション」以来の“メル・ギブソン”とのタッグとなりました。
バンピロ
かつては犯罪組織の“マネーロンダリング”をしていたバンピロ。
ある出来事をきっかけに心を入れ替える。
人は時に過ちを犯しますが、過ちに気づくことは大事なことです。
バンピロは、自ら子供を買い取り自由を与えかくまっている。
彼を演じている“ビル・キャンプ”がいいんですよね。
ロシオとミゲル
人身売買組織によって誘拐されてしまった、ロシオとミゲルの姉弟。
まだ幼い弟を抱き寄せるロシオの健気な姿に心を打たれます。
弟ミゲルも姉のことを心配して、ティムに全てを託す。
ミゲルがティムに名前を聞かれて「テディ・ベア」と答えるシーンは、何とも言えない哀しさがありました。
こんな純粋な少年少女を奴隷にするなんて…絶対に許せない!
「北斗の拳」のケンシロウの言葉を借りれば、まさに“きさまらには地獄すら生ぬるい!”といった感じです。
この映画のように救出される子供たちは、おそらく数百万人いる児童奴隷の中のほんのひと握りでしょう。
運良く救出されたとしても、PTSDなどでまともに人生を送れるかもわかりません。
そう思うと「普通に毎日を過ごせている自分は幸せなんだな」…と思ってしまいます。
Sound of Freedom
“自由の音”と訳される「Sound of Freedom」ですが、何の音のことを言っているのかと気になっていました。
バンピロの台詞によって、その“自由の音”の意味がわかりました。
「なるほど…そういうことか!」と、思わず唸ってしまいました。
とてもいいシーンだったので、これは是非ご自分で観て確かめてください!
人身売買
映画の最後にテロップが出てきます。
“現在奴隷として囲われている人の数は、奴隷制度が合法だった時代も含めて史上最多”
“そのうちの数百万人が幼い子供たちである”
…という衝撃的な内容だった。
世界では、5,000万人が人身売買の被害にあっていると言われています。
そのうちの半分がアジア地域に集中し、全体の約25%は子供です。
強制労働、強制結婚、性的搾取、臓器摘出など…非人道的な行為が繰り返されている。
人身売買は、市場規模1,500億ドル(約21兆円)の巨大ビジネスです。
「ピザゲート事件」、「エプスタイン事件」、最近の「ディディ事件」など、大富豪やセレブによる人身売買や性的虐待の事件が絶えません。
これだけの巨大市場になっているということは、残念ながら…それだけ需要があるということです。
ピザゲート事件
ピザゲート(Pizzagate)は、2016年のアメリカ大統領選の期間中に拡散された。民主党の“ヒラリー・クリントン”候補陣営の関係者が人身売買や児童の性的虐待に関与しているというものだった。
ヒラリー陣営の選挙責任者であった“ジョン・ポデスタ”のプライベートメールがハッキングされ、内容が「ウィキリークス」に公開された。
メールには、アメリカ国内の複数のレストランや民主党の上級関係者が、ワシントンD.C.にある「コメット・ピンポン」(Comet Ping Pong)というピザ店を拠点とした人身売買や児童売春に関わっていると書かれていた。
結局、この話は「陰謀論」ということで片付けられましたが、本当に「虚偽」なのでしょうか…
“イーロン・マスク”は「X」で、5回に渡り「ピザゲート」は真実だとポストしています。
この世の中では、常に“真実”は隠されていて「陰謀論」とは非常に都合のいい言葉です。
慌てて火消しに入り、「陰謀論」として片付けたのかもしれません…。
エプスタイン事件
エプスタイン事件は、投資などで財を成した大富豪“ジェフリー・エプスタイン”が、マッサージのアルバイトと称して10代の女子高生らをパームビーチなどの邸宅に招き、1回200〜300ドルで性的な行為をしていたというもの。
さらに彼女達の知り合いにも報酬を払い、被害は米国内だけでなく欧州や南米にまでねずみ算式に増えていった。
エプスタインはカリブ海にある「リトル・セント・ジェームス島」を所有しており、その島にアメリカ国内外の著名な政治家や大富豪、セレブなどを招待し、未成年や児童の性的虐待、性的搾取、非人道的な行為を繰り返したという疑惑がある。
故に、この島は「エプスタイン島」、「罪の島」(Island of Sin)、「ペドフィリア島」(Pedophile Island)、「乱行島」(Orgy Island)などと呼ばれている。
エプスタインの顧客リストには多くの有名人の名前が並んでおり、英王室の“アンドリュー王子”や“ビル・クリントン元大統領”、“ビル・ゲイツ”、そして日本からも…
びっくりするような著名人の名前がたくさん挙がっています。
この「エプスタイン島」に子供たちを運んでいたのは“ディ○ニーの船”だと言われています。
島で行われた“悪魔的な儀式”や虐待により亡くなった子供たちの遺体は、“マク○ナルド”が引き取っていると噂されている。(だから商品から歯が出てくる)
この噂が真実でも虚偽でも、私は一生“ディ○ニーランド”と“マク○ナルド”に行くことはありません…
ディズニーの闇
「ミッキーマウス」の生みの親“ウォルト・ディズニー”がペドフィリアだったことは有名です。
ハリウッドやディズニーの子役が性的虐待を受けたという報告は多数上がっている。
例えば映画「スタンド・バイ・ミー」の子役4人の中の1人“コリー・フェルドマン”のように…。
ディズニー・カンパニー職員やディズニー・ワールド勤務の男性も性的虐待で逮捕されています。
ディズニーランド内での失踪事件が多いとか、ペドフィリアの巣窟なんて噂も耳にする。
ディズニーのアニメーションやテーマパークには、ペドの性的なメッセージが多く含まれているとも言われていますね。
ペドフィリア(ペド)とは、児童のみに性愛感情を抱く小児性愛者のこと
ディディ事件
ディディ事件は、2024年9月にアメリカの人気ラッパー“ディディ”(元パフ・ダディ)の豪邸に地下トンネルが発見され、そこで人身売買や性的搾取が行われていた疑惑があるというもの。
ディディこと“ショーン・コムズ”は、2023年にも元恋人で歌手のキャシーにレイプと身体的虐待で訴えられている。
さらに、4人の女性から性的虐待で訴えられたり、ドラッグや銃器の違法所持などでも家宅捜索を受けている。
この事件の関係者のリストには、英国王室の“ハリー王子”や“ウィリアム王子”、“ジェイ・Z”などの名前も挙がっている。
120人に性的暴行を告発され、そのうち9歳児などを含む25人が未成年だった。
まだ15歳だった“ジャスティン・ビーバー”も被害者だったという噂も。
ディディと取り巻きたちは、「フリークオフ」と呼ばれる“乱行イベント”を開催していた。
薬物で女性たちを従わせ逆らえば激しい暴力を振るい、自分の性的満足のために参加者の性行為を見て自慰行為をしたり録画して口止め材料にしていた。
行方不明
世界では、毎年800万人以上の子供が行方不明になっています。
1日に22,000人という、とんでもない数字になります。
アメリカでは平均で年間46万人、イギリス14万人、ドイツ10万人、インド7万人、カナダ4万人、オーストラリアとスペイン2万人、韓国3.1万人となっています。(届出数)
そして…日本は全体で8万人で、そのうち未成年が2万人、さらに9歳以下は1,000人強という数字。
中国に関しては、届出もしなさそうなので…おそらく“計測不能”なのだと思われます。
なぜ、こんなにも多くの子供がいなくなるのでしょうか…
日本も安全ではない
世の中には、“ペドフィリア”が予想以上に多く存在するのかもしれません。
「エプスタイン島」のような場所は、この日本にも存在すると言われています。
近年の日本は移民も増えて、私たち日本人の安全が脅かされています。
少し前にも、中国人の女による日本人の子供の“誘拐未遂事件”がありました。
お金のためなら平気で誘拐する人間がいます…我々の価値観とはまるで違う。
親御さんはどうか、お子さんから決して目を離さないでください!
“一瞬の油断が一生の後悔”になるかもしれません。
サタニストとペドフィリア
富豪や権力者に多いと言われるサタニスト(悪魔崇拝者)とペドフィリア(小児性愛者)。
“エプスタイン島”を訪れた人物のリストを見てもそう感じます。
日本からも驚くような人物が訪れていた。
あの島で“サタニズム”(悪魔主義)の儀式が行われていたとも言われている。
なぜ赤ん坊や幼い子に性的興奮をするのか、常人には全く理解ができません。
金で何でも手に入れることが出来るようになると、最終的にそっちの方向に行ってしまうのか!?
それとも、“悪魔崇拝”による性的虐待からの「生贄」のため…なのか!?
この世界は狂人たちによって支配されている…
信じたくはないが、そうなのかもしれない…
そして、この世界は欺瞞に満ちている…
我々はあらゆる事の真実から遠ざけられている…のかもしれない。
評価
Rotten Tomatoesでは、トマトメーター(批評家)57% ポップコーンメーター(観客)99%
metacriticでは、メタスコア(批評家)36/100 ユーザースコア(観客)7.6/10
IMDbでは、IMDbレーティング7.6/10 ユーザー評価8.2/10
どうでしょうか…IMDb以外では批評家の採点が異常に低いという結果。
これはどうしても何か勘ぐってしまいますよね…。
ユーザーの評価はかなり高いので、それだけ無視してはならない問題ということでしょう。


まとめ
日本では2024年に公開された映画「サウンド・オブ・フリーダム」
アメリカでは2023年7月4日の“独立記念日”に公開され、同時期に上映されていた「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を抑えて“公開初日興行収入No.1”のヒットを記録しました。
“2023年全米映画興収トップ10”にもランクインし、多くの人々の関心を集めました。
非常に深刻な問題であり、決して目を背けてはならない事実だと感じたのだと思います。
今この瞬間にも世界のどこかで少年少女が誘拐され、奴隷となり性的虐待などを受けているという衝撃の事実。
想像よりも遥かに多い“ペドフィリア”たちの存在や、児童人身売買の実態を多くの人に知ってもらいたい。
そして、こんなビジネスをこの世から抹殺しなければなりません。
あなたがこの作品を観て何を感じるのか…
子供たちの笑顔が溢れる世界が…きっといい世界なのだと思います。
映画「サウンド・オブ・フリーダム」は2025年5月15日現在、Amazon Prime VideoやU-NEXTなどでレンタル配信されています。



最後まで読んでいただきありがとうございます



神の子は売り物じゃない!