映画の感想は人それぞれです。
映画を観て何を思おうが観た人の自由です。
人によって「何を感じたか」が違うのもまた、映画の面白さではないでしょうか。
このシリーズでは、私の個人的な感想を自由に書きたいと思います。
なお、多少のネタバレが含まれますので、内容を知りたくない方は注意してください。
ド派手なカーアクションが人気のワイスピ!
ドキドキしちゃうね
ワイルド・スピードとは
Amazon.co.jpより
ワイルド・スピード(原題:The Fast and the Furious)は、2001年公開のアメリカのカーアクション映画。
STORY
ロサンゼルス市警のブライアン・オコナーは、トラック襲撃事件の犯人を突き止めるため、ドミニク率いるストリートレースの集団に潜入捜査として入り込む。迫力あるカーアクションと共に、友情や恋も加速していく。
スピード感あふれるカーレースと迫力あるカーアクションで大ヒット。
「スポーツコンパクト」と呼ばれるチューニングカー。
ホンダ・シビックや三菱・エクリプス、トヨタ・スープラ、日産・スカイラインGT-Rなどの日本車が多く登場する。
大人気シリーズとなり、多くの続編が公開されている。
公開年 | 日本版タイトル | 監督 |
---|---|---|
2001年 | ワイルド・スピード | ロブ・コーエン |
2003年 | ワイルド・スピード X2 | ジョン・シングルトン |
2006年 | ワイルド・スピード TOKYO DRIFT | ジャスティン・リン |
2009年 | ワイルド・スピード MAX | ジャスティン・リン |
2011年 | ワイルド・スピード MEGA MAX | ジャスティン・リン |
2013年 | ワイルド・スピード EURO MISSION | ジャスティン・リン |
2015年 | ワイルド・スピード SKY MISSION | ジェームズ・ワン |
2017年 | ワイルド・スピード ICE BREAK | F・ゲイリー・グレイ |
2019年 | ワイルド・スピード/スーパーコンボ | デヴィット・リーチ |
2021年 | ワイルド・スピード/ジェットブレイク | ジャスティン・リン |
2023年 | ワイルド・スピード/ファイヤーブースト | ルイ・ルテリエ |
主演
ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー役)
アメリカ・カリフォルニア州出身の俳優。
映画「ワイルド・スピード」の大ヒットで人気俳優となる。
ワイルド・スピードの続編など順調にキャリアを積んでいたが、2013年11月30日に交通事故により亡くなった。
ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット役)
アメリカ・ニューヨーク州出身の俳優。
ポール・ウォーカーと同様に「ワイルド・スピード」で人気アクション俳優となる。
ヴィン・ディーゼルは娘の名前を亡き親友ポールの名にちなんで「ポーリーヌ」と名付けた。
ポールは残念ながら「ワイルド・スピード SKY MISSION」が遺作となってしまいました。
事故死の一報を聞いたとき、私は非常にショックを受けました。
ブライアン(ポール・ウォーカー)あっての「ワイルド・スピード」だと思っていました。
実は、ポールの死にはある陰謀説が囁かれているんですが…あえてここでは語らないことにしましょう…
ブライアンとドムのコンビがいいんだよな〜
ブライアンがいないと寂しいよ…
映画「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」
Hulu より
2023年公開のシリーズ10作目となった「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」
10年前、ブラジルの麻薬王エルナン・レイエスは、ドミニク達に1億ドルの入った巨大金庫を奪われ死亡した。生き延びたエルナンの息子ダンテは、ドミニクファミリーに復讐を誓う。ローマ、ロサンゼルス、リオデジャネイロなど、各地でアクションが繰り広げられる。
10年前
10年前の「ワイルド・スピード MEGA MAX」の巨大金庫を強奪するシーンから始まります。
思えば、この頃から「ワイルド・スピード」はド派手になっていったと思います。
車が空を飛び、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が登場し、アクションが一段と迫力を増してきたかと。
巨大金庫を車で引きずるシーンは非現実的であり、建物に突っ込んだ時に止まるでしょう。
ドム(ドミニク)が最後にひとりで金庫を操るのも上手くいき過ぎ。
しかし、ド迫力のアクション映画の演出としては楽しめる範囲です。
ローマ
ローマでエージェンシーの任務を遂行しているハンたちがダンテの罠にハマります。
ダンテ役はアクアマン…いや、ジェイソン・モモアです。
ローマの街を転がる、巨大な球体型の中性子爆弾。
ドムが爆弾を追いますが、さすがに燃えて転がる爆弾はCGです。
しかし、撮影ではワイヤーを上手く使いながら巨大な球を転がして撮影しています。
ドムの車が飛び、あれがこうなってあーなる展開でドカーン!
もはやファンタジーです。
エスカレートするCGアクション
SKY MISSIONでは車が空を飛び、EURO MISSIONではドムが空を飛びます。
元々はスポーツコンパクトカーばかりだったのに、いつしか装甲車や軍用トラック、戦車まで出てきます。
特に凄かったのは「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」ですね。
断崖絶壁の絶体絶命のシーンでは、決死の大ジャンプからどえらい事になります…笑
ファイヤーブーストの中性子爆弾のシーンもそうですが、あの危機的状態で一瞬で判断してそんなとんでもないことが成功しちゃうの?みたいな。
まあ、「それが映画だから」と言われれば…それまでなんですが。
ぶっ飛んじゃってるよね〜
ファンタジー・カーアクションだね
オールスター・キャスト
シリーズではお馴染みとなった人気キャストたち
ジェイソン・ステイサム
ジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ役)
元飛び込み選手のイギリス出身の俳優。
映画「トランスポーター」が大ヒットし人気アクション俳優となる。
「トランスポーター」はシリーズ化され3部作に。
その後、「アドレナリン」や「エクスペンダブルズ」シリーズ、「ワイルド・スピード」シリーズで活躍。
スタントは一切使わず、高い身体能力を活かしたアクションには定評がある。
ジェイソン・ステイサムの格闘はキレがあってカッコいいし、トランスポーターシリーズは私も大好きです。
「スキンヘッドでもカッコいい俳優」の地位をブルース・ウィリスから奪ったのは、間違いなくジェイソン・ステイサムでしょう!
そのジェイソン・ステイサムは「ファイヤーブースト」では、やっと出てきてアクションを楽しみにしていたら、車に乗ってそのまま次回作まで行ってしましました…。
ドウェイン・ジョンソン
ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス役)
元プロレスラー(ザ・ロック)のカリフォルニア州出身の俳優。
2009年公開の「ウィッチマウンテン/地図から消された山」のヒットし、その後「ワイルド・スピード」シリーズなどで人気アクション俳優となる。
元々カリスマプロレスラーとして絶大な人気を博していたドウェイン・ジョンソン、2022年の年収は約300億円で「世界で最も稼いだ俳優」となりました。
身長196㎝でムキムキのドウェイン・ジョンソンのアクションは迫力があります。
「ファイヤーブースト」での活躍を楽しみにしていましたが、残念ながら今回はカメオ出演のみでジェイソン・ステイサムと同様に次回作です。
シャーリーズ・セロン
シャーリーズ・セロン(サイファー役)
南アフリカ共和国出身のアメリカの女優。
モデル活動を経てバレエを学ぶためにニューヨークへ移住したが、怪我のため断念し女優を目指す。
「ミニミニ大作戦」などいくつかの映画出演をし、2003年「モンスター」でアカデミー賞 主演女優賞やゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)などを受賞した。
非常に美しく綺麗な女優さんですが「モンスター」での容姿の変化と演技は圧巻でした。
「ワイルド・スピード」シリーズでは悪い女の役ですが、「ファイヤーブースト」ではジョン・ウィックばりのカッコいいアクションを披露しています。
シャーリーズ・セロンが「ワイルド・スピード ICE BREAK」に出てきた時は驚きましたし、今回もまさかあんなアクションを見せるとは思っていませんでした。
その前に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でも、丸刈りにして気合の入った演技をしていましたね。
彼女もまた、「ワイルド・スピード」の次回作に期待しましょう!
「ワイルド・スピード」はどこへ
ストリートレースから始まった「ワイルド・スピード」は、莫大な制作費をかけてスケールアップを繰り返してきました。
崖から転げ落ち、空を飛び、飛行機に張り付き、ついには宇宙にまで車で行ってしまいました。
さすがに笑いましたよ。
庶民が買える車を改造した「スポーツコンパクトカー」が活躍する映画だったのに…。
「私の知ってるワイスピはどこへ?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
前作を上回らなければならないという制作側のプレッシャーと、スケールアップを待ち望む鑑賞者の期待がそうさせるのかもしれません。
まさか宇宙にまで行くとはねぇ
もう何でもありだよ
続編へ
シリーズ11作目の続編は、2025年に公開予定となっており、さらに12作目も予定されています。
「The Fast Saga」としてのメインシリーズは「ジェットブレイク」と「ファイヤーブースト」、そして次回作となる11作目で終了となります。
「ファイヤブースト」はとんでもないところで幕を閉じ、エンドロールが流れ出します…
「え?そこで終わっちゃうの!?」と、まるで海外ドラマのような終わり方でした。
そう、この「ファイヤーブースト」は次回作への壮大なプロローグだったのです!
ショウもホブスもお預けです。
次回作こそが本番!
これは期待するしかありませんね。
まとめ
スポーツコンパクトカーのスピード感溢れるカーアクションが魅力だった「ワイルド・スピード」
シリーズのスケールアップと共に、いつしかファンタジー・カーアクション映画となってしまいました。
「ファイヤーブースト」を観てから改めて第1作目の「ワイルド・スピード」を観ました。
仕事と友情と恋の狭間で揺れるブライアン。
スピード感あるゼロヨンや心揺さぶるシーンもあり、そこまでぶっ飛んだアクションはなくてもかなり面白かったです。
2作目の「ワイルド・スピード X2」も同様です。
とはいえ、あり得ないことが起きるのが映画ですし、今後も車をぶっ壊しまくるド派手なカーアクションを期待するファンも多いかと思います。
私個人としてはやはり初期の頃の方が好きですが、次回作を楽しみにしている自分もいます。
でも、宇宙とかはもういいかな…笑
2025年公開予定の次回作に期待しましょう!
それまでに皆さんも過去作を観直してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました
ブライアン…