2025年2月20日より、NETFLIX シリーズ「ゼロデイ」が配信されました。
あの“ロバート・デ・ニーロ”初の主演ドラマシリーズということで、どんなものかと楽しみにしていた作品。
まさかデ・ニーロがNETFLIXのドラマに主演するとは…びっくりです!
観るまでは、どんな内容なのか全く知りませんでした。
1話50分程の全6話という構成になっています。
近頃のNETFLIX シリーズは6話構成の作品が多い気がしますが、長過ぎず短過ぎず…丁度いい長さだと思います。

どんなお話かな?



政治スリラーみたい


NETFLIX シリーズ「ZERO DAY/ゼロデイ」
NETFLIX公式Xより
ゼロデイ(原題:ZERO DAY)は、ロバート・デ・ニーロ主演NETFLIX製作の政治スリラーテレビシリーズ。
エリック・ニューマン、ノア・オッペンハイム、マイケル・シュミットがNETFLIX向けに制作し、彼らと共にロバート・デ・ニーロもエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。
STORY
アメリカは突如「ゼロデイ」と呼ばれる壊滅的なサイバー攻撃を受け、3,400人以上が死亡するという事態に見舞われた。エブリン・ミッチェル大統領は、元大統領である“ジョージ・マレン”にゼロデイの調査を依頼し超党派委員会のリーダーに任命した。国外か国内か…一体誰がゼロデイ攻撃を引き起こしたのか!?
監督:レスリー・リンカ・グラッター
視聴時間:43〜58分



すごく興味をそそられるね



本編はどうかね
ZERO DAY
ZERO DAY(ゼロデイ)とは、情報セキュリティにおいてその脆弱性(ぜいじゃくせい)が発見された日から、解消するための対処方法が確立される日までの期間のこと。
また、その期間に行われるサイバー攻撃のことを“ゼロデイ攻撃”という。
主演
ロバート・デ・ニーロ(ジョージ・マレン役)
ロバート・アンソニー・デ・ニーロ・ジュニアは、ニューヨーク州ニューヨーク出身の俳優、映画監督、映画プロデューサー。
10歳の頃から演技を始め、後にリー・ストラスバーグの「アクターズ・スタジオ」でメソッド演技を学ぶ。ステラ・アドラーにも師事し、スタニスラフスキー・システムを学んだ。
1965年「マンハッタンの哀愁」でデビューし、いくつかの作品を経て1973年マーティン・スコセッシ監督の「ミーン・ストリート」に出演し高い評価を得た。
1974年フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー PARTⅡ」で若きヴィトー・コルレオーネを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。
1976年スコセッシ監督と再びタッグを組んだ「タクシードライバー」で、アカデミー主演男優賞にノミネートされ批評家からも大絶賛された。
1980年4度目のタッグとなるスコセッシ監督の「レイジング・ブル」でついにアカデミー主演男優賞を受賞。
その後も数々の映画に出演し名作を残し、多くの賞を受賞して誰もが認める名優として現在も君臨している。
ストイックに役作りをすることで有名で、彼の役作りは“デ・ニーロ・アプローチ”と言われている。
デ・ニーロもすっかり白髪のおじいちゃんですが、この歳でドラマ初主演とは驚きです。
それだけ、NETFLIXなどで製作されるドラマのクオリティーが上がってきたということでしょうか。
確かに、もはや映画と変わらないクオリティーとなっていますよね。
キャスト
役者名 | 役名 | 説明 |
---|---|---|
ロバート・デ・ニーロ | ジョージ・マレン | 元大統領であり、国民から多くの支持を集めている 現大統領からゼロデイ委員会の責任者に任命される |
リジー・キャプラン | アレクサンドラ・マレン | ジョージとシーラの娘であり、ニューヨークの女性下院議員 ゼロデイ委員会監視委員会の委員長となる |
ジェシー・プレモンス | ロジャー・カールソン | マレンの個人補佐官だが、問題を抱えた政治工作員でもある |
ジョージ・アレン | シーラ・マレン | ジョージの妻で元ファーストレディー アメリカ第2巡回控訴裁判所に指名された裁判官でもある |
コニー・ブリットン | ヴァレリー・ホワイトセル | マレン政権時代のホワイトハウス首席補佐官 ゼロデイ委員会の首席補佐官となる |
ビル・キャンプ | ジェレミー・ラッシュ | アメリカCIAの長官 |
ダン・スティーヴンス | エヴァン・グリーン | 過激な政治評論家で人気を博している “エヴァン・グリーン・ショー”の司会者でマレンを批評している |
アンジェラ・バセット | エブリン・ミッチェル大統領 | 現職のアメリカ大統領で、マレンをゼロデイ委員会の責任者に任命した |
マシュー・モディーン | リチャード・ドレイヤー | アメリカ合衆国下院議員で、オハイオ州選出の下院議長 |
マッキンリー・ベルチャー3世 | カール・オティエノ | アメリカ連邦検事補で、ゼロデイ委員会主任捜査官 |
クラーク・グレッグ | ロバート・リンドン | ニューヨーク・ウォール街の億万長者のビジネスマン 政治的影響力があり、カールソンとも関係がある |
ギャビー・ホフマン | モニカ・キダー | シリコンバレーの大物技術者で、IT企業“パノプリー”のCEO パノプリーは独占禁止法の調査を受けている |
マーク・イヴァニール | ナタン | 元モサドの工作員で、マレンの情報提供者 |
モザン・ナヴァビ | メリッサ・コーンブラウ | ゼロデイ委員会の広報責任者で、コミュニケーションディレクター |
ハンナ・グロス | アンナ・シンドラー | 出版社の女性で、マレンの回顧録の出版を手伝う |
クイル・カーヴィン | トム・マッカーシー | 特別捜査官で、マレンのシークレット・サービスのリーダー |
ライアン・スパーン | ブレイク・“レオン”・フェルトン | 過激な左翼テロ組織「リーパーズ」のメンバー |



なかなかのキャストだね



ジェシー・プレモンスが痩せてた


感想
政治的な話なので、しっかり観ないと理解できません。
しかし、展開が淡々としていて前半は少し眠くなってしまう。
“結末が気になるから観たい”というモチベーションがなければ、途中で断念してしまう人も少なくはないでしょう。
続きが観たくて止まらない…というドラマではなかったです。
一体誰が黒幕なんだよ…早く教えてくれ!と思いながら観ていました。笑
ハラハラ感は少なく、もっと“ゼロデイ攻撃”の恐怖を見せて欲しかったです。
終盤になり面白くなってきましたが、シーズン2が観たいかと言えば…リミテッドシリーズとして終わっていいかなと思います。
とはいえ、2回目の視聴はさらに面白くなるのではないかと思われる。
ジョージ・マレン
豪邸でのんびりと暮らしていた元大統領ジョージ・マレン。
“ゼロデイ攻撃”により、ミッチェル大統領から問題の調査と解決を依頼されます。
混乱する国民たちを安心させるためには、人気の元大統領の力が必要だったのでしょうか。
確かに、彼のスピーチは力強く説得力があります。
しかし、ジョージは認知症なのか神経兵器の影響なのか…幻覚を見たり記憶が曖昧だったりします。
過去には、首席補佐官と不倫もしているという欠点も多い男。
まあ、完璧な男よりこういう方が人間味があっていいのではないでしょうか。
おじいいちゃんデ・ニーロは、朝起きてプールで泳いだりワンコとジョギングするのがルーティン。
デ・ニーロと言えば目や表情で語る顔の演技ですが、この作品でも存分に見せてくれます。
観ていると…何故か真似したくなる。笑
ジョージは自分を批判する“エヴァン・グリーン”の番組をめちゃくちゃ観ます。
観なきゃいいのにというか、そんなの観てる暇があんのかい…といった感じ。
“国民に真実を伝える”ということを最も重要だと考えるジョージ。
その信念は素晴らしく、こういう人に国や政治のトップに立ってもらいたい。
それに比べて、今の日本の総理大臣や政治家たちはどうでしょうか。
ロクでもない奴らばかりで嫌になる…日本を破壊することしか考えていない連中。
果たして、ジョージ・マレンは“ゼロデイ攻撃”の真相を突き止めることが出来るのか!?
最後のジョージ・マレンのスピーチは必見です!
ロジャー・カールソン
マレンの個人補佐官として、常に側に付いているロジャー・カールソン。
仕事はできるが、裏でコソコソと怪しい行動をとる。
演じる“ジェシー・プレモンス”は、去年の映画「シビル・ウォー」と比べてもかなり痩せている。
マレンの側近でありながら、娘のアレクサンドラと恋仲という役どころ。
マレンの指示通りに行動するも、裏ではリンドンに脅されたり…という状況。
ウトウトしながら観ていたら、彼があーなった理由を見逃してしまった。
後で見返したのでわかりましたが、彼の動きや心情には注目です。
1分間
たった1分間の“インフラの停止”により、3,400人もの人々が死んでしまった。
何もかもが電子制御され、いかに現代社会が脆いかが証明されてしまう。
日本でももし富士山が噴火したら、火山灰は東京方面に流れていき通信障害が起きる。
電子機器は軒並み使えなくなり、降り積もった火山灰で車も動けなくなってしまう。
ほとんどの会社は仕事にならず、大混乱に陥るでしょう。
考えただけでも恐ろしい事態です。
インターネットは役に立たず、情報が得られないことで人々はさらに混乱する。
アメリカや他の国では、この作品のように収拾がつかない状態になるかもしれません。
しかし、日本人は必ずしもそうはならないと思います。
なぜなら我々日本人は非常に優秀な民族で、人々は助け合い協力し合うからです。
混乱の中でも、他人を思いやる心があるのが日本人です。
国のトップや政治家さえまともなら、もっと皆が幸せでいい国になっていたことでしょう。
移民に侵されていくこの国を…どうにか守りたいものです。
リチャード・ドレイヤー
アメリカ合衆国の下院議員であるリチャード・ドレイヤー。
最初から、いけ好かない奴という印象だった。
こういうタイプの人間は、自分の昇進しか頭にない奴が多い。
リチャードはマレンが気に食わず、彼を降板させたいと思っている。
マレンの娘であるアレクサンドラまで引き入れて、彼を引きずり下ろそうと画策します。
ドレイヤーの目的がイマイチはっきりしないというか、“それで国が良くなるの?”と疑問に思ってしまう。
しかし、マシュー・モディーンはこういう役が似合いますね。
過激派
エヴァン・グリーンのような過激な政治評論家には、コアなファンが付き…時に過激な行動に出ます。
この作品でも過激な人々が現れますが、それはまるでトランプ支持者による“アメリカ議会襲撃事件”を彷彿させる。
トランプ嫌いで有名なロバート・デ・ニーロですが、彼はエグゼクティブ・プロデューサーも務めています。
マレンの精神状態が不安定とか、トランプやトランプ政権に対するメッセージがあるように思えて仕方がありません。
デ・ニーロは「トランプが再選したらアメリカを出る」なんて言っていましたが、今はどうなっているのでしょうか。
エブリン・ミッチェル
現職のアメリカ大統領であるエブリン・ミッチェル。
彼女は国民に人気がないのでしょうか…全てマレンに丸投げしています。
自分は大統領として何もしないくせに、マレンに早く解決しろと言い急かす。
人気者のマレンに助けを求めたくせに、ずっと偉そうに命令するばかりで腹が立つ。
マレンが全てを暴いた後に、権力を行使して国内の敵を一掃することが出来るのでしょうか。
内なる敵
この作品でマレンは議会に潜む内なる敵を暴くわけですが、彼のように誰かに日本の政界の敵ども(国民の敵)を名指しして一掃して欲しいです。
今の政治家は我々国民のために動かず、税金をむしり取り自分たちの天下り先に流しています。
ウクライナなど海外に支援金を出してはキックバックをもらい、自国民を救わず私利私欲のためにしか動かない。
こんな売国奴の政治家どもは、一掃しなければこの国は良くはならないでしょう。
ほとんどの政治家が帰化人で日本人ではない…だから国民を苦しめても何とも思わないのでしょう。
しかし、トランプの再選により少しづつ流れが変わってきました。
“財務省解体デモ”も拡大してきていますし、多くの国民がこの国の闇に気づくべき時がきたと思います。
「真実は真実」…問題と向き合い、解決していくことが大事なのではないでしょうか。
評価
Rotten Tomatoesでは2025年2月23日現在、トマトメーター(批評家)54% ポップコーンメーター(観客)54%
metacriticでは、メタスコア(批評家)51/100 ユーザースコア(観客)4.2/10
IMDbでは、IMDbレーティング6.9/10 ユーザー評価6.9/10
どのサイトでも、けっこう低い評価となっています。
やはりテンポが悪く、退屈な展開が原因なのでしょうか。
自分も何度かウトウトとしてしまい、4話の後半から面白くなってきたという感じでした。


まとめ
2025年2月20日より、NETFLIX シリーズ「ZERO DAY/ゼロデイ」が配信されています。
ロバート・デ・ニーロ初主演のドラマシリーズと話題の作品。
情報セキュリティの脆弱性を狙った“ゼロデイ攻撃”により、1分間に3,400人以上の死者を出してしまったアメリカ。
事態を収拾すべく発足した“ゼロデイ委員会”、そのトップを任されたのが元大統領である“ジョージ・マレン”だった。
マレンは真実を暴き出し、国民の安全と安心を取り戻すことが出来るのか!?
前半が少々退屈なため、眠くなってしまうかもしれません。
それなのにしっかり観ていないと理解ができないため、好き嫌いが分かれてしまう作品だと思います。
実際に評価サイトで低評価になっているのは…そういうことでしょう。
しかし、4話後半から面白くなっていき…最後のマレンのスピーチは必見です!
なんとか最後まで観て、スッキリして欲しいかなと思います。
そして、我々の国であるこの日本も“膿を出して良くしていかなければならない”と感じて欲しい。



最後まで読んでいただきありがとうございます



真実は真実…