2024年8月9日にApple TV+で「インスティゲイターズ 〜強盗ふたりとセラピスト〜」が配信されました。
プロデューサーにはマット・デイモンとベン・アフレックも加わり、ベンは出演しないが弟のケイシー・アフレックとマット・デイモンが主演を務める。
監督は「ボーン・アイデンティティー」や「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。
これらの情報だけで、この映画を視聴してみようと思いました。
マット・デイモンの映画けっこう好き
ワイも期待しちゃう
Apple Original Films「インスティゲイターズ 〜強盗ふたりとセラピスト〜」
シネマトゥデイ&ナタリー&アイアリより
インスティゲイターズ〜強盗ふたりとセラピスト〜(原題:THE INSTIGATORS)は、2024年公開のアメリカの犯罪コメディ映画。
マット・デイモンとベン・アフレックの制作会社「アーティスト・エクイティ」と「アップルスタジオ」他がプロデュースし、Apple Original Films傘下のApple TV+が配給している。
STORY
どうしてもまとまったお金が欲しい自暴自棄の父親“ローリー”と前科者の“コビー”が、共に強盗をすることになったが失敗に終わる。セラピストの“Dr.リヴェラ”を巻き込み警察から逃げるが、まだローリーたちは現金に執着する。彼らが目をつけたのは、ボストン市長が長年に渡り貯め込んでいた賄賂や裏金だった…。
監督:ダグ・リーマン
上映時間:101分
今回のマットは普通の人っぽいね
それにしてもなかなかのアクション
主演
マット・デイモン(ローリー役)
本名マシュー・ペイジ・デイモンは、アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ出身のアメリカ人俳優、脚本家、映画プロデューサー。
ハーバード大学在学中の10代の頃から役者を目指す。1988年にジュリア・ロバーツ主演の「ミスティック・ピザ」の端役でデビュー。
無名時代に幼馴染のベン・アフレックと共に書いた脚本が、長い月日をかけて1998年に「グッドウィル・ハンティング/旅立ち」として映画化され、アカデミー脚本賞を受賞し主演男優賞にもノミネートされた。
2001年「オーシャンズ11」2002年「ボーン・アイデンティティ」が大ヒット。共にシリーズ化されて人気シリーズとなる。
2007年には、ハリウッド“ウォーク・オブ・フェイム”に名前が刻まれた。
プロデューサーも務めているマット・デイモンですが、今回は“ボーン・シリーズ”のような超人ではありません。
犯罪に関しては全くの素人で、珍しくたどたどしさがあります。
ケイシー・アフレック(コビー役)
本名ケイレブ・ケイシー・マグワイア・アフレック=ボルトは、マサチューセッツ州ファルマス出身のアメリカ人俳優。
兄は俳優のベン・アフレックで、1988年テレビ映画「レモン・スカイ」で子役からキャリアをスタートした。
1995年「トゥー・ダイ・フォー」1997年「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」2002年「ジェリー」2001ー2007年「オーシャンズ」シリーズに出演。
2007年に西部劇「ジェシー・ジェームズの暗殺」でアカデミー助演男優賞にノミネート、同年に兄の初監督作品「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に主演してブレイクした。
2016年ドラマ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で、アカデミー主演男優賞を受賞。
2018年「オールドマン・アンド・ザ・ガン」2023年「オッペンハイマー」に出演。
プライベートではアルコール依存症になったり、セクハラ訴訟を二度起こされている。
兄のベン・アフレックの映画はそこそこ観ていますが、ケイシーの方はそんなに観ていません。
「オーシャンズ」シリーズは全て観ましたが、ケイシーが出ていたことに気づきませんでした。
兄がプロデュースしたり関わっている映画によく出ている印象ですね。
感想
たいしたストーリーではないですが、派手なカーチェイスや銃撃、そして爆破もあります。
クスッと笑えるアクションコメディといった感じでしょうか。
途中に少し退屈になりますが、そこそこ楽しめる作品となっています。
ローリー
ローリーは、何もかもが上手くいかず自暴自棄になっています。
どうしても3万2,480ドルが必要で、強盗をすることになりました。
相棒は、初めて会った前科者のコビー。
ローリーは素人丸出しで、質問も多く強盗計画のメモを取る始末。
“本当は真面目な奴なんだろうな”と感じる場面が笑えます。
犯罪を犯すタイプではないが、“目的である金は絶対に欲しい”という執着が凄い。
のんびりしているが“やる時はやる”男です。
コビー
コビーはとにかくよく喋る男で、怪我してもずっと喋っています。
前科者だけあって、悪知恵と勘が働く。
お世話になっている人も裏切る、人を信用しないどうしようもない奴です。
ずっと喋っているので、観ているこっちが「少し黙ってくれ」と言いたくなります。
Dr.リヴェラ
リヴェラは精神科医のセラピストで、ローリーは彼女のクライアントでした。
しかしアメリカのドラマや映画には、よくセラピストが出てきますよね。
それだけセラピストの需要が多く、一般的に利用されているのでしょう。
ローリーが訪ねてきたことで巻き込まれて、しばらく共に過ごすことになります。
共犯にはなりたくないが、ローリーのことは救ってあげたいから人質となる。
この先生も所々で面白いことを言うので笑えます。
カーチェイス
基本的にのんびりした展開なんですが、カーチェイスはなかなか派手に繰り広げます。
ここで車のオーディオから流れる、ペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」がいい。
てか、追ってくるパトカーが多過ぎ…。
シティホール
終盤のシティホールのシーンで、大量の警察に包囲され銃撃を受けたのに妙に落ち着いています。
いや、人質がいるのに撃ちまくり過ぎだろ!
この映画はカーチェイス中でも警官に包囲されていても、終始ほんわかしていて緊張感がありません。
それでいて結構お金を掛けているんですよね。
それでいいのかい
おそらくほとんどの視聴者が、最後に感じることだと思います。
どうなってるんだよ、チョイ!!
まあ、大金よりセカンドチャンスを与える方を選んだということか…
それにしても…あれだけのことをして…“チョイ”とやり過ぎな感じが…ね。
ある意味、衝撃的な最後ではないでしょうか。
“チョイ”って言いたいだけ
それで“チョイ”って中国人を出したのかよ
評価
Rotten Tomatoesでは2024年8月10日現在、トマトメーター(批評家)42% オーディエンススコア(観客)50%
metacriticでは、メタスコア(批評家)48/100 ユーザースコア(観客)5.4/10
IMDbでは、IMDbレーティング6.1/10 ユーザー評価6.2/10
どこも低めの評価となっていますが、私も驚くような評価ではありません。
なぜこんな評価になるのかといえば、それは“視聴前の期待値が高い”からだと思います。
マット・デイモンとベン・アフレックのコンビがプロデュースし、監督はダグ・リーマンで主演はマットとケイシー・アフレック。
これだけで多くの人がこの映画に期待を寄せると思いますが、いざ蓋を開けてみると…ということです。
まとめ
2024年8月9日にApple TV+で配信されたApple Original Films「インスティゲイターズ〜強盗ふたりとセラピスト〜」
主演はマット・デイモンとケイシー・アフレック、初めて会うふたりがタッグを組み強盗するが失敗に終わる。
そこから金を目当てに、セラピストを巻き込みながら続くドタバタ劇。
終始のんびりした雰囲気で、途中に退屈になるかもしれません。
評価は非常に厳しいですが、視聴前に“過度な期待をしなければ”そこそこ楽しめる作品だと思います。
「暇な時にのんびりと観る映画」といった感じで、あまり真剣に観るような映画ではありません。
気になる方は、気軽に視聴してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます
チョイチョイ笑えるよ