「怪獣8号」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
私はアニメを観るまで、原作は読んだことがありませんでした。
サブスクで配信されてからも、気になってはいたものの…なかなか観るまでには至りませんでした。
“面白いらしい”という情報は、小耳に挟んでいたんですけどね。
この「怪獣8号」っていうタイトル、あんまり“ワクワク”しないですよね?
怪獣?8号?「あんまり惹かれないなあ」…みたいな。
それ故に、観るのがどんどん後回しになっていた気がします。
シーズン1の8話まで配信された時点で、ついに観ることになったのです!
ついに観たのね
フフフ…
怪獣8号
集英社コミック公式 より
怪獣8号(KAIJU No.EIGHT)は、松本直也の漫画作品。
怪獣が日常的に現れる、架空の日本を舞台にしたバトル漫画。
“週刊少年ジャンプ”のWeb版「少年ジャンプ+」で、2020年7月3日より連載中。
単行本の発売前から国内外で人気を博し、最新話が更新される度に大きな反響を呼んでいる。
単行本の発行部数は1巻で43万部を突破し、2020年に最も売れた“単行本の1巻”となった。
次にくるマンガ大賞2021で、Webマンガ部門1位を受賞。
STORY
怪獣が日常的に現れ、街を破壊する世界。怪獣討伐を目的とした“日本防衛隊”への入隊を目指していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め怪獣専門清掃業社“モンスタースイーパー”で働いていた。カフカはかつて、幼馴染であり防衛隊・第3部隊隊長の亜白ミナと「二人で怪獣を全滅させよう」と誓い合っていた。そんな亜白ミナの活躍と防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いが、再びカフカを夢へと目覚めさせた。しかし、突如現れた小型怪獣に侵食されカフカの体は“怪獣化”してしまう。『怪獣8号』と名付けられ追われる身となったカフカだが、それでも夢を諦めない。怪獣と防衛隊というふたつの顔を持つカフカが、“憧れの場所”を目指し怪獣災害に立ち向かう。
怪獣
メインで現れる怪獣を“本獣”といい、そこから派生する小型〜中型の怪獣を“余獣”という。
登場する怪獣は台風のように番号で呼ばれ、その強さはマグニチュードになぞられて“フォルティチュード”という単位が使われている。
フォルティチュード6.0以上あれば“本獣”クラス、8.0以上なら“大怪獣”、9.0以上で歴史に残る大怪獣“識別”クラス、9.5以上は“特識”クラスとなる。
怪獣によって異なる特性を持つ“ユニ器官”と呼ばれる器官によって、“菌類系怪獣”と“翼竜系怪獣”に分類される。
討伐が難航した怪獣や強大な怪獣は、識別怪獣として“怪獣○号”とコードネームが付けられる。
エピソード1より前に7体の大怪獣にコードネームが付けられていて、怪獣化したカフカが“怪獣8号”と識別された。
なるほど…だから“怪獣8号”なんだね
どうなるか気になっちゃうよね
日本防衛隊
討伐庁の管轄であり、“怪獣討伐”専門の組織で自衛隊とは異なる。
戦闘機や戦車を所有しているわけではなく、基本的に白兵戦のみの部隊。
怪獣対策スーツ
隊員が着用するのは、怪獣筋肉繊維で作られた特別仕様の戦闘用スーツ。
装着すると隊員の体に吸いつくように形状同化し、装着者の戦闘能力を飛躍的に増加させる。
解放戦力やバイタルの測定、シールドによる傷の回復も可能。
“出雲テクノロジーズ”(出雲テックス)という、対怪獣兵器の国内最大手企業が製造している。
解放戦力
防衛隊の装備の性能をどれだけ引き出しているかを数値化したもの。
訓練した一般隊員で、解放戦力20%程度、40%以上で小隊長クラス、80%以上で隊長・副隊長クラス。
武器の威力も解放戦力に比例するようですが、その原理は不明です。
識別怪獣兵器(ナンバーズ)
“ナンバーズ”と呼ばれる識別怪獣をベースに作られた兵器。
非常に強力な威力を誇る武器だが、それぞれに対応適性があり使用者を選ぶ。
ナンバーズ適合者には、生命に関わるほど大きな負荷がかかる。
とりわけ6号兵器は“最も強力かつ危険”なため、適合者が見つからず封印されていた。
アニメ「怪獣8号」
アニメイトタイムズ より
2024年4月13日より、テレビ東京系などで放送開始。
Amazon Prime Video、NETFLIX、Hulu、U-NEXTなど、さまざまなサブスク配信で見放題となっている。
登場人物(第3部隊)と声優
名前 | 説明 | 声優 |
---|---|---|
日比野カフカ (ひびの カフカ) | 主人公であり防衛隊を目指す32歳の男性で、亜白ミナは幼馴染み 小型怪獣によって怪獣化し怪獣8号となる | 福西勝也 潘めぐみ(幼少期) |
市川レノ (いちかわ レノ) | カフカの後輩であり、ツッコミ役でもある18歳の男性 カフカに命を救われたことで、敬意を持ち相棒となる | 加藤渉 |
亜白ミナ (あしろ ミナ) | カフカの幼馴染で日本防衛隊第3部隊隊長の27歳の女性 解放戦闘力96%の防衛隊最強クラスの実力を持つ | 瀬戸麻沙美 |
伐虎(ばっこ) | ミナが飼っている虎で、戦闘能力が高い怪獣のなりそこない | |
四ノ宮キコル (しのみや キコル) | カリフォルニア討伐大学を飛び級で最年少主席卒業した16歳の女性 父は防衛隊長官・四ノ宮功で、母は元防衛隊第2部隊隊長・四ノ宮ヒカリ | ファイルーズあい |
古橋伊春 (ふるはし いはる) | カフカ・レノの同期で、八王子討伐高専主席卒業 中学時代にミナに救われ防衛隊を目指す | 新祐樹 |
出雲ハルイチ (いずも ハルイチ) | カフカ・レノの同期で、東京討伐大学主席卒業 大怪獣兵器の最大手企業・出雲テックスの御曹司 | 河本啓祐 |
神楽木葵 (かぐらぎ あおい) | カフカ・レノの同期 陸上自衛隊の期待を背負っていたが防衛隊に編入を志望した | 武内駿輔 |
水無瀬あかり (みなせ あかり) | カフカ・レノの同期で、キコルと仲が良い 学生時代は保健委員で、怪我人の手当てが得意 | 稗田寧々 |
保科宗四郎 (ほしな そうしろう) | 第3部隊副隊長で、室町時代から続く怪獣討伐隊の家系の出身 マッシュルームカットで関西弁を話す、保科流抜刀術の使い手 | 河西健吾 |
斑鳩亮(いかるが りょう) | 第3部隊の小隊長で、保科からの信頼は厚い | 古川慎 |
中ノ島タエ(なかのしま タエ) | 第3部隊の小隊長で、イケメン好きな女性(中ノ島か中之島かは不明) | 田村睦心 |
小此木このみ(おこのぎ このみ) | 第3部隊の女性隊員で、オペレーター部隊のリーダー | 千本木彩花 |
ジョジョ第6部で徐倫役やってた“ファイルーズあい”さん!
SAND LANDでベルゼブブ役やってた“田村睦心”さんも!
識別怪獣と声優
識別怪獣 | 説明 | 声優 |
---|---|---|
怪獣8号 | カフカが怪獣に変身した姿で、フォルティチュード9.8を記録した強さを誇る 変身はある程度自由にすることができ、カフカの理性も保たれている | 福西勝也 |
怪獣9号 | 言葉を話し知性のある人型の怪獣で、戦う度に進化し識別怪獣クラスの怪獣を作り出せる 高い学習能力を持ち、捕食した人間に擬態することも出来る | 吉野裕行 |
怪獣10号 | 9号によって作られた試作品の人型怪獣で、フォルティチュード6.0以上の翼竜怪獣に命令を 出すこともできる 巨大化もできフォルティチュードは、人型時:8.3 巨大化時:9.0 | 三宅健太 |
エピソード(シーズン1)
話数 | タイトル | 放送日 |
---|---|---|
第1話 | 怪獣になった男 | 2024年4月13日 |
第2話 | 怪獣を倒す怪獣 | 4月20日 |
第3話 | リベンジマッチ | 4月27日 |
第4話 | フォルティチュード9.8 | 5月4日 |
第5話 | 入隊! | 5月11日 |
第6話 | 夜明けの相模原討伐作戦 | 5月18日 |
第7話 | 怪獣9号 | 5月25日 |
第8話 | 防衛隊へようこそ | 6月1日 |
第9話 | 立川基地襲撃 | 6月8日 |
第10話 | 曝露 | 6月15日 |
第11話 | 捕らわれた怪獣8号 | 6月22日 |
第12話 | 日比野カフカ | 6月29日 |
オープニングとエンディング
オープニングテーマは、YUNGBLUDの「Abyss」という曲なんですが、これがめっちゃカッコいいんです!
映像は、アニメでは珍しいフルCGのオープニングです。
エンディングテーマは、OneRepublicの「Nobody」という曲で、これまたカッコいい!
両方とも洋楽でくるとは…オシャレに仕上がっています。
かっくいー
気合い入ってるよね
感想
まず初見で思ったのは、“エヴァ”っぽくて“進撃”っぽくて“呪術廻戦”っぽい…みたいな。
他にも“チェンソーマン”とか、いろんな漫画の要素を感じる場面があります。
怪獣が街に現れる場面はエヴァの“使徒襲来”みたいだし、四ノ宮キコルはまるで“アスカ”のようで今にも「あんたバカァ」と言いそうです。
第3部隊の訓練や実践は、進撃の巨人の“調査兵団”を思い起こさせ“亜白ミナ”は“ミカサ”と被る。
怪獣の中には「呪術廻戦に出てたよね?」っていうデザインのやつがいた。
怪獣を仕留めた後の血の雨は“チェンソーマン”っぽくもある。
だからと言って、「面白くない」とか「観たくない」とはなりません。
日比野カフカ
32歳で“おっさんおっさん”言われてますが、周りが若過ぎるだけでそんなにおっさんじゃないだろ!?
少年ジャンプ+(少年マンガ)に掲載されているからか!?
個人的には、ギャグやしょうもないことを言う主人公は嫌いではありません。
“だらしない所もあるけどやる時はやる”というのは、ヒーローにはありがちな設定です。
やはり“ギャップ”に惹かれるのだと思います。
これからどうやって“憧れの場所”に上り詰めて行くのか見ものですね。
怪獣8号
変身していきなり、圧倒的な力で怪獣を“ワンパン”するのがいいですね。
主人公が強いと安心感があるし、何より気持ちがいいです。
カフカが怪獣化に慣れてきたら、もっと力が引き出せるのかもしれません。
これから新しい技を覚えたり、進化したりするのでしょうか?!
亜白ミナ
漫画にはよくある“めちゃくちゃ強くていい女”もいいですね。
カフカとどこで“あれだけの差”がついたのでしょうか。進撃の“ミカサとエレン”みたいです。
子供の頃に怪獣が来たことで、猫を失ってしまったのを哀しんでいました。
猫好きなのはわかったけど、今飼ってるのは“虎”かいな!?
まあ…ネコ科か…
まだカフカに対して上官としてしか接していないけど、いつそれが崩れるのかが楽しみです。
四ノ宮キコル
“トップを取るのは当たり前”という父親の教育で育ち、それに応えるように必死に生きてきた。
でも、本当は父親に普通に褒めてもらいたいし愛情が欲しい…。
可哀想だからカフカに彼女を守ってあげて欲しいと思う私。
元防衛隊第2部隊隊長の母親については、今後に語られるのでしょうか。
お母さんは優しかったのかな?と気になっちゃいます。
市川レノ
最初は“生意気な若造”だと思いましたが、めちゃくちゃいい奴だった。
自分が認めた者に対して、ちゃんと敬意を払える若者は好感が持てます。
いつもカフカのために動き、ちゃんとツッコミもするレノ。
才能があり、伸び代もかなりある。
これから、カフカをどうサポートしていくのか気になります。
保科宗四郎
マッシュルームカットで細目の関西人…ホトちゃんやないか!?
しかし、その戦闘能力とスピードはまるで進撃の“リヴァイ兵長”のよう。
双刀の扱いに長け、小型から中型の怪獣にはめっぽう強い近接戦闘タイプ。
怪獣8号との戦闘は見応えがありました。
一戦交えたことで怪獣8号に“違和感”を覚えましたが、いつどうやって“カフカ”だと気づくのでしょうか。
個性のあるキャラクターばっかりだね
それぞれの今後が気になっちゃうよ
まとめ
なかなか観るまでに時間が掛かった「怪獣8号」ですが、観てみたらめっちゃ面白かったです。
アニメ放送開始前にキャラクターデザインが発表された時、原作と比べて“キャラデザが酷い”と炎上したようです。
確かに原作の方がみんなシャープな感じがしますが、観ていてそこまで気になりませんでした。
どの作品も、原作のファンはアニメ化に厳しいものです。
あの「ドラゴンボール」でさえ、アニメの作画が適当な場面が結構ありますからね…
それはさておき、「怪獣8号」はそれぞれのキャラクターが目的を持ちながらも、お互いを助け合うという熱いドラマです。
こんなアニメだとは、全く想像していませんでした。
オープニングテーマもエンディングテーマもカッコいいし、とにかく先の展開が気になります。
シーズン1は全12話のため、全話配信されるのを密かに待っている人もいることでしょう。
気になってるけどまだ観ていないそこのあなた!
すぐ観ちゃいましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました
カフカくん、これが…今の私