2025年4月25日に配信されたNETFLIX映画「ハボック」
トム・ハーディが好きなわけではないが、なんとなく観てみることにした。

Havoc(ハボック)ってどういう意味?



大混乱や大破壊だよ


NETFLIX映画「ハボック」
NETFLIX Japan公式Xより
ハボック (原題:Havoc)は、2025年4月25日にNETFLIXより配信されたイギリス・アメリカ合作のアクション・スリラー映画。
STORY
クリスマスの夜に発生したトラック強盗事件と中国マフィアの殺害事件、事件を担当することになったのは殺人課の“パトリック・ウォーカー”だった。トラック強盗に絡んでいたのは、市長候補である“ローレンス・ボーモント”の息子“チャーリー”だった。「中国マフィア」と「謎の男たち」に追われるチャーリー、彼を助けるためにウォーカーも動き出し三つ巴の大混乱となる。
監督:ギャレス・エヴァンス
視聴時間:107分



なんか…グサグサ刺さってた



結構グロテスクだね…
主演
トム・ハーディー(パトリック・ウォーカー役)
本名:エドワード・トーマス・ハーディは、イギリスのロンドン出身のイギリス人俳優。
ロンドン・ドラマセンターなどで演劇を学び、2001年にリドリー・スコット監督の「ブラックホーク・ダウン」でハリウッドデビューした。
2010年にクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」に出演し知名度を上げた。
舞台でも活躍し、2011年の英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞。
2012年「ダークナイト・ライジング」、2015年「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「レヴェナント:蘇りし者」ではアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
2018年には、俳優としての活動が評価され“大英帝国勲章CBE”を受勲した。
プライベートでは、20代前半から半ばにかけてアルコールとドラッグ中毒に苦しんでいた過去もある。
キャスト
役名 | 役者名 | 説明 |
---|---|---|
パトリック・ウォーカー | トム・ハーディ | 元麻薬捜査課であり、現在は殺人課の刑事 ローレンスの不祥事の尻拭いをしていた |
エリー・チャン | ジェシー・メイ・リー | ウォーカーの新しい相棒で、殺人課に異動してきた制服警官 |
ローレンス・ボーモント | フォレスト・ウィテカー | 不動産王であり、市長選に立候補している街の有力者 |
チャーリー・ボーモント | ジャスティン・コーンウェル | ローレンスの息子で、恋人ミアの借金返済のためにツィの仕事をする |
ミア | クエリン・セプルヴェダ | チャーリーの恋人 |
ラウル・バスケス | ルイス・ガスマン | ミアの叔父 |
ヴィンセント | ティモシー・オリファント | ウォーカーの元同僚の麻薬捜査課の刑事 |
ヘイズ | ゴードン・アレクサンダー | ウォーカーの元同僚の麻薬捜査課の刑事 |
コルテス | セルハト・メティン | ウォーカーの元同僚で友人でもある麻薬捜査課の刑事 |
ジェイク | リチャード・ハリントン | ウォーカーの元同僚の麻薬捜査課の刑事 |
チン | サニー・パン | 中国マフィアで、ウォーカーの街では組織のボス |
ツィ | ジェレミー・アング・ジョーンズ | 中国マフィアで、チャーリーたちにトラックを襲うように指示した |
クラリス・フォン | ヤオ・ヤンヤン | 中国マフィア“三合会”のボスで、息子のツィの復讐のために中国から来た |
ヘレナ・ウォーカー | ナルゲス・ラシディ | ウォーカーの妻 |
エミー・ウォーカー | アシュリー・フォックス=サハン | ウォーカーの娘 |


感想
とにかく破茶滅茶で、銃を撃ちまくっている作品です。
ストーリーは単純で、アクションに全振りしている。
グロテスクな描写も多く、撃ちまくって殺しまくる映画です。
個人的には、たいして面白くない映画だった。
銃撃戦
大量の弾丸飛び交う銃撃戦なんですが、ウォーカーたちには全く当たりません。
真っ直ぐ逃げてるのになぜ当たらない?!
こっちのショットガンは当たるけど、相手のマシンガンは当たらない…。
“主人公ご都合主義”と感じてしまう映画ですね。
至近距離からのショットガンや、やり過ぎ“オーバーキル”が目立ちました。
そこで弾の無駄遣いしたら後々困るだろ?多勢に無勢なんだから。
しかし、連射式のハンドガンが凄かった!
ハボック
まさに“大混乱”といった感じで、「謎の男たち」と「中国マフィア」と「ウォーカーたち」の三つ巴の戦闘が繰り広げられます。
はっきり言って“誰が敵で誰が味方か”分かりません。
クラブのシーンでは、出刃包丁を振り回したり銃で殺しまくります。
「いや、街のクラブでどんだけ撃ちまくるんだよ…」
カーチェイスで壊れた車とか、破壊されたクラブは税金で修理されるのかな!?
刑事が、一般客がいる中で暴れ回るのはどうなのよ?
あまりにやり過ぎてて、現実的なことを考えてしまった。
悪徳刑事
アメリカ映画では、度々出てくる“悪徳刑事”。
どこの国にもいるとは思いますが、実際にアメリカには多いのだと思います。
アメリカの警官が人種差別で黒人を拘束したり射殺したり、そんな事件は昔から絶えません。
私もアメリカに住んでいましたが、アメリカの警察は態度がデカく警官なら何でも許されると思っている印象。
“俺たちが正義だ”とか“警官はヒーローだ”なんて思っている人が多そう。
この映画に出てくる悪徳刑事もかなりのクズ野郎でした。
というか、主人公すら汚い仕事をしていたわけですから…。
非現実的
冒頭のカーチェイスもCGI感がかなり出ていました。
銃撃戦から流血描写まで、全てが非現実的な映画です。
内容はなくバイオレンスに全振りした…何も考えない映画。
「ジョン・ウィック」の足元にも及ばないような作品ではないでしょうか。
評価
Rotten Tomatoesでは2025年5月5日現在、トマトメーター(批評家)67% ポップコーンメーター(観客)38%
metacriticでは、メタスコア(批評家)57/100 ユーザースコア(観客)5.1/10
IMDbでは、IMDbレーティング5.8/10 ユーザー評価5.8/10
ユーザーの低評価が目立つ結果となっています。
ストーリーの乏しさやチープなCGI、非現実的なアクション描写が原因ではないでしょうか。
早々に離脱した視聴者もそこそこいるようです。


まとめ
2025年4月25日より配信されたNETFLIX映画「ハボック」
トム・ハーディ主演のアクション・スリラー映画です。
激しい銃撃戦で人が死にまくる映画で、血しぶきが飛びグロテスクな表現も目立つ。
内容も大したことはなく、何も考えずにアクションを観る映画といった感じ。
観終わった後も何も残りません…。
「とにかく“ドンパチ”が好き」という人なら、楽しめるかもしれませんが…
“主人公ご都合主義”も大歓迎なアクション好きな方は、ぜひ観てみてはいかがでしょうか。



最後まで読んでいただきありがとうございます



悪徳警官め